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1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 18:40:55.14 ID:290Kle8r0
~事務所~


ガチャ  バタン

P「おはようございます……おっ」

堀裕子「ムムム……」ムムム

P「よう、裕子。おはよう」

裕子「……」

P「裕子?」

裕子「……ぬわーーーっ!!!」

P「!?」
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 18:42:45.91 ID:290Kle8r0
裕子「もうダメです! おしまいです!」

P「い、いきなりどうしたんだ!? 取り敢えず落ち着け!」

裕子「あっ、プロデューサー……おはようございます」

P「おう。……それで、大丈夫か?」

裕子「大丈夫じゃありません……」

P「……なにがあったんだ」

裕子「……私の、アイデンティティーの危機なんです!」

P「……すまない、よくわからない。詳しく話してくれないか?」
3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 18:44:55.17 ID:290Kle8r0
裕子「はい。実は、なんと……」

P「……っ」ゴクリ

裕子「……スプーンが、曲がらなくなっちゃったんです!」

P 「……」ズルッ

裕子「ねっ、大変なことでしょう?」

P「えっと……前は、曲がってたっけ?」

裕子「ひどい!」

P「だって、知恵の輪を力づくで解こうとしてたし……」

裕子「あ、あれはさいきっく力技! さいきっくなんです!」

P「……サイキックなんだな?」

裕子「そうです!……とにかく」
4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 18:46:49.94 ID:290Kle8r0
裕子「私、困ってるんです。プロデューサーも一緒に考えてください!」

P「考えろねぇ……俺は超能力もなにも使えないんだけど」

裕子「いえ! 私にはわかります……プロデューサーはサイキッカーです!」ビシッ

裕子「サイキッカーですから、超能力を使えるんです!」ビシビシッ

P「いや、だから……」

裕子「お願いします、プロデューサー!」ペコッ

P「うーん……」
5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 18:48:31.38 ID:290Kle8r0
裕子「お願いします! このとーりです!」ペコペコッ

P「……わかった、協力するよ」

裕子「ありがとうございます! さすがプロデューサーですねっ」

P「あまり時間がないから、少しだけだぞ?」

裕子「了解です!……で、どうしたらいいでしょうか?」
6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 18:49:47.70 ID:290Kle8r0
P「そうだな……曲がってた時の感覚を思い出せばいけるんじゃないか?」

裕子「おお! 確かに!」

P「他には……もっと心を込めて念じる、とか」 

裕子「うんうん! やっぱり、プロデューサーは頼りになります!」

P「そうか?」

裕子「はいっ!……では早速」スチャ
7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 18:51:29.19 ID:290Kle8r0
裕子「心を込めて……ムン! ムンッ! ムムムーン!」ムムムーン

スプーン「……」シーン

裕子「ムムム……」

P「……曲がらないな」

裕子「……いやっ、きっとまだエネルギーが足りないんです!」

P「エネルギーか」

裕子「私のだけでは足りません……ですから、プロデューサーのエネルギーもください!」

P「くださいって言ったって、どうすれば……」

裕子「簡単です! 私と一緒に念じてください!」

P「それだけでいいのか?」

裕子「はい!」
8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:01:50.88 ID:290Kle8r0
P「大丈夫かな……」

裕子「では、いきますよ。せーの!」

裕子・P「ムムムーンッ!」ムムムーンッ

スプーン「……」シーン

P「……」

裕子「……あれぇー?」

P「曲がらないな……」

裕子「そ、そんなはずは……あっ、さては!」
9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:05:30.94 ID:290Kle8r0
P「何か分かったのか?」

裕子「プロデューサーも、スランプなんですね?」 

P「え、スランプ?」

裕子「そうじゃなきゃ今頃、グニャリと曲がってるはずです!」

P「……」

裕子「そうですよね?」

P「……おう、そうだよ!」

裕子「やっぱり! では、もう一回やってみましょう! せーのっ」

裕子・P「ムムムーンッ!」ムムムーンッ
10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:07:24.79 ID:290Kle8r0
~しばらくして~


ガチャ  バタン

乙倉悠貴「おはようございますっ」

若林智香「おはようございまーす!」

裕子・P「ムムムーンッ!」ムムムーンッ

悠貴「えっ?」

智香「な、なにやってるんですか?」

P「……ん? おお、悠貴、智香、おはよう」

裕子「二人とも、おはようございます! 今、プロデューサーと一緒にさいきっくをですね……」
11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:09:35.71 ID:290Kle8r0
P「裕子のスプーンが曲がらないんだよ。だから俺も手伝ってるんだ」

悠貴「スプーン……?」

裕子「はい!」

智香「うーん……よくわからないけど、二人とも困ってるんですね」

P「そうなんだ……」

智香「だったら二人のために、私、応援しますよ☆」 

悠貴「わ、私もしますっ!」

裕子「おおっ、ありがとうございます!」
12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:11:42.21 ID:290Kle8r0
P「よし、じゃあもう一度……せーの」

裕子・P「ムムムーンッ!」ムムムーンッ

智香「フレー! フレー! 頑張れ頑張れ☆」

悠貴「お二人とも頑張ってくださいっ! フレー! フレー!」

裕子・P「ムムム! ムムム! ムムムーンッ!」ムムムーン

スプーン「……」シーン
13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:13:32.93 ID:290Kle8r0
裕子・P「ムムム……」

智香「フレー! フレー!」

悠貴「ふ、フレー……」

スプーン「……」シーン

裕子・P「ムム……」

智香「フレー! フレー!」

スプーン「……」シーン

裕子・P「……」
14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:15:52.28 ID:290Kle8r0
裕子・P 「……はぁ」ガックリ

悠貴「ダメ、みたいですねっ……」

智香「まだまだ! いけますよねっ☆」

裕子「そうです! やりましょう、プロデューサー!」

P「……すまない。もうそろそろ仕事が……」

裕子「えっ!?……あ、もうこんな時間なんですか」

P「裕子は確かレッスンだったと思うが……大丈夫だよな?」

裕子「だ……大丈夫です! エスパーユッコにかかれば、それくらいなんでもありません!」
15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:18:20.16 ID:290Kle8r0
P「そうか。……スプーンが曲がらなくても、気を落とすなよ?」

裕子「だ、大丈夫……大丈夫……」

P「……」

P「二人も確かレッスンだったな。……始まるまででもいいから、裕子に協力してあげてくれないか?」

智香「はいっ!」

悠貴「少しでも裕子さんの力になれるならっ……」

裕子「二人とも……」ジーン
16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:20:44.77 ID:290Kle8r0
P「ありがとな。……それじゃあ裕子、頑張れよ」

裕子「はい!」

智香「頑張ろ、ユッコちゃん♪」

P「……悠貴、ちょっと来てくれ」

悠貴「は、はいっ」

P「……あとで智香にも伝えて欲しいんだけど……」ゴニョゴニョ

悠貴「……はいっ……なるほどっ……」ヒソヒソ
17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:22:42.74 ID:290Kle8r0
P「……ということだ。頼んだぞ」

悠貴「わかりましたっ」

P「……バレないようにな」

ガチャ  バタン 

裕子「……では、さいきっく復活!」
 
悠貴「頑張りましょうっ」

智香「おおー☆」

裕子「よろしくお願いします!」

悠貴「はいっ」

智香「……ところで悠貴ちゃん。Pさんとなに話してたんですか?」

悠貴「すみませんっ、智香さん。あとで話しますっ」

智香「? 」
18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:24:47.70 ID:290Kle8r0
裕子「方法……方法……?」

悠貴「サイキック、ですかっ……」

智香「うーん……あっ!」

裕子「なにか思い付きましたか?」

智香「瞑想してみるとか、どうかな?」

裕子「……! なるほど!」

悠貴「確かに、効果ありそうですねっ」

智香「でしょ?」

裕子「早速、やってみましょう!」
19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:26:16.04 ID:290Kle8r0
智香「座禅を組んで……目を閉じる……」

裕子「目を……閉じる……」

悠貴「……」

智香「……」

裕子「……」
20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:27:36.92 ID:290Kle8r0
悠貴「……」

悠貴 (……なんだか、眠く……) ウトウト

悠貴 (はっ……! 寝ちゃ、ダメですっ……)
 
悠貴 (なにも考えずに……心を無に……)

悠貴「……」

悠貴「……」ウトウト
21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:29:08.18 ID:290Kle8r0
悠貴 (……! ダメ、ダメっ! 寝ちゃダメですっ!)

悠貴 (うーん……なにも考えないって案外難しいですねっ)

悠貴 (そういえば、二人はどうしてるのかな……?) チラッ

智香 「……」

悠貴 (智香さん、すごいっ……微動だにしてないっ……)

悠貴 (裕子さんはっ……) チラッ
22:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:30:49.07 ID:290Kle8r0
裕子「……」

悠貴 (わあっ、裕子さんもすご……)

裕子「……むにゃむにゃ」

悠貴 (あ……)

悠貴 (どうしましょうっ……起こしたほうが……)

裕子「……」

裕子「……むにゃ」グラッ

悠貴 (あ、危ない……やっぱり起こしてあげましょうっ)
23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:32:11.64 ID:290Kle8r0
~~~~


裕子「すみません……」

悠貴「いえ、いいんですっ。私も寝そうになっちゃいましたしっ、仕方ないですよっ」

智香「それより、ユッコちゃん。瞑想の効果はどうですか?」

裕子「はっ……そうですね。確かめてみないと!」スチャ

裕子「よーし……」

智香「私たちも応援しましょう!」 

悠貴「はいっ」

裕子「ではいきます。……ムムム!」ムムム

智香「頑張れ! 頑張れ! ユッコちゃん☆」

悠貴「フレー! フレー!」
24:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:33:38.25 ID:290Kle8r0
スプーン「……」シーン

裕子「ムム……まだダメですか」

智香「うーん、何がいけないのかな?」

悠貴「次の方法を考えましょうっ」

智香「超能力を習得する方法……」

裕子「ウーム……」
25:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:38:25.63 ID:290Kle8r0
ガチャ  バタン

藤居朋「おはよーう!」

杉坂海「おはようございます」

悠貴「あ、朋さん、海さん、おはようございますっ」

海「おはよう。……Pさんいないんだね。せっかく作ってきたのに」

朋「まあまあ! あとで渡せばいいじゃん♪」

裕子「なにを作ってきたんですか?」

海「クッキーだよ。かな子に教えてもらったんだ」
26:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:40:31.45 ID:290Kle8r0
智香「それを、Pさんに?」

海「……Pさんっていうか、みんなに食べてもらおうと思ってね」

朋「ふ~ん?」ニヤニヤ

海「……なにがおかしいのさ」

朋「いや~? べっつに~?」

海「朋……まあいいや。みんな、クッキーどうぞ」

悠貴「ありがとうございますっ」

智香「美味しそうですね!いただきます☆」

海「美味しくできてればいいんだけど……」

裕子「大丈夫です! 美味しいですよ!」パクパク
27:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:42:50.88 ID:290Kle8r0
朋「あ! ユッコちゃん、私の分も残しておいてよね?」

裕子「むぐぅ!?……ごほごほ、わ、わかりました……」

海「たくさんあるから大丈夫だよ。……おっと」ガサッ

智香「? 海ちゃん、その紙袋はなんですか?」

海「あー……これは……」

朋「Pのために、みんなとは別に作ってきたんだよね~♪」

悠貴「そうなんですかっ?」

海「ま、まあ……そうなんだけど……」
28:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 19:44:50.38 ID:290Kle8r0
朋「はっはっは、見てればわかるわよ!」

海「朋、あんたね……」

智香「朋ちゃん、今日はご機嫌ですね☆」 

朋「あ、やっぱりわかる? 隠せないもんね~♪」

悠貴「何かいいこと、あったんですかっ?」

朋「ふふふ……あたし、今日の占い一位だったのっ!」

裕子「おお!」

朋「絶対いい日になるわよ~♪」
29:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:00:02.16 ID:290Kle8r0
海「朋。あんまり調子にのってると、痛い目にあうかもよ?」

朋「大丈夫よ! ポジティブシンキングが一番!」

智香「ですよねっ! 何事もポジティブに考えよう☆」

悠貴「ポジティブ……占い……そうだっ!」

海「悠貴ちゃん、どうしたの?」

悠貴「裕子さんっ」

裕子「はい!」
30:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:01:43.30 ID:290Kle8r0
悠貴「朋さんに占ってもらったらどうですか? なにかヒントが見つかるかも知れませんしっ」

裕子「おお、確かに……そうですね! 朋ちゃん!」

朋「なになに~? 呼んだ~?」

裕子「 お願いします! 私を占ってください!」

朋「いいわよ。……と言ってもあたしが占うわけじゃないんだけどね」

裕子「構いません!」
31:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:03:48.05 ID:290Kle8r0
朋「えっと……ユッコちゃん、何座だっけ?」

裕子「魚座です!」

朋「魚座ね……どれどれ……」

裕子「……」ゴクリ

朋「う~んと…………げっ」

智香「?」

朋「……言いにくいんだけど」

悠貴「まさかっ……」

朋「魚座は……十二位だったわ」

裕子「なんと!」ガーン
32:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:05:03.70 ID:290Kle8r0
朋「『今日は何をやっても上手くいかないでしょう。大切なものをなくしてしまうかもしれません』……だって」

裕子「も、もしかして……その大切なものって……」

悠貴「サイキック……のことかもしれないですねっ……」

裕子「……!? オーマイガー!!」バタッ

悠貴「裕子さん!?」

海「しっかりして!」
33:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:07:15.15 ID:290Kle8r0
智香「その……なんとかは、ならないんですか?」

朋「んー……『ツイてる人と一緒に行動しましょう』……ラッキーアイテムは……キュウリ」

悠貴「キュウリ……ですかっ……」

海「……その占い、ホントに当たるのかい?」

朋「む、当たるわよ! 当たりすぎて怖いくらい……あ」シマッタ

裕子「そそそ、そんなに当たるんですか……」アワワワ

智香「ユッコちゃん、落ち着いて!」
34:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:08:21.76 ID:290Kle8r0
裕子「きゅ、キュウリは……キュウリは ありませんか!」オロオロ

海「もしかしたら、冷蔵庫にあるかも」

裕子「……! 探してきます!」

ガチャ  バタン

海「……大変そうだね」

朋「いったい、なにがあったのよ?」

悠貴「あ……そういえば、話していませんでしたねっ」

智香「実は……」カクカクシカジカ
35:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:09:15.36 ID:290Kle8r0
朋「ふーん……そんなことが、ね」

海「……なんだか、ウチらが話を大きくしちゃったみたいだね」

悠貴「いや、そんなことはっ」

智香「むしろよかったですよ! 解決法がわかったんですから」

海「それなら、いいんだけど……」
36:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:10:27.01 ID:290Kle8r0
朋「スプーンが曲がらない……サイキックを失うかもしれない……それで、あんなに必死になってたのね。納得」

智香「ユッコちゃんからサイキックをとっちゃったら……ただの美少女になっちゃうし」

悠貴「確かにっ……」

海「黙っていれば、文句なしの美少女だもんね」

朋「……あれ……?考えてみたら、それでもいいんじゃ……」

智香「ダメですよ! ユッコちゃんにとって、サイキックはすごく大事なものなんですから」

朋「そ、そうだよね……あはは」
37:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:13:06.64 ID:290Kle8r0
ガチャ  バタン

裕子「……」ドンヨリ

悠貴 「あっ、裕子さん」

朋「その顔は、もしかして……」

裕子「……はい。ありませんでした……」

智香「か……買ってこようか?」

裕子「……いえ、大丈夫です!」
38:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:14:38.18 ID:290Kle8r0
朋「あの占い、当たるんだけどな~」

海「朋!」

朋「ごめんごめん……」

悠貴「占い……占い?」

悠貴「……あ! 裕子さん、朋さんと一緒に行動してみたらどうでしょうっ」

裕子「どうしてですか?」

悠貴「ほらっ、占いに『ツイてる人と一緒に行動しましょう』って出てたじゃないですかっ」

裕子「そういえば!」
39:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:15:54.49 ID:290Kle8r0
悠貴「もしかしたら、スプーンが曲がるかもしれませんっ」

裕子「その可能性大ですね!」

朋「あ~……盛り上がってるところ悪いんだけど……」

悠貴「?」

朋「あたしといても……多分、効果ないと思うわよ?」

裕子「えっ!?」

悠貴「な、なんでですかっ?」
40:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:17:21.41 ID:290Kle8r0
朋「あたし、元々運悪いし……今日は占いよかったけど、ツイてるとはちょっと言えないんじゃないかしら……」

裕子「そ、そんな……」

悠貴「だったら、智香さんと海さんはどうですかっ? 運がいいとか、ツイてるとか……」

智香「アタシは、自分がツイてるとは思わないかなっ……」

海「ウチも……と言うか、ウチと朋はこれから仕事なんだ。だから、今日一日一緒にいることはできないよ」

悠貴「そうですかっ……」
41:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:18:38.65 ID:290Kle8r0
朋「そういう悠貴ちゃんはどうなのよ?」

悠貴「わ、私は……」

裕子「悠貴ちゃん……!」キラキラ

悠貴「私も、ですっ……」

裕子「え……」

悠貴「ごめんなさいっ、裕子さん……」

裕子「……そうですか……誰か」

裕子「誰か助けて、くれないかな……」ボソッ
42:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:19:53.82 ID:290Kle8r0
ガチャ  バタン

??「おはようございます~」

智香「……! その声はっ」

海「お、おはようございます……茄子さん」

鷹富士茄子「はい♪」

悠貴「どうして茄子さんがっ……?」

茄子「むぅ~……悠貴ちゃん? 私が来ちゃいけないんですか~?」

悠貴「いえっ、そんなことはっ……あっ!」
43:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:21:19.71 ID:290Kle8r0
悠貴「むしろ全然OKですっ! 来てくださってありがとうございますっ!」

茄子「えっ?」

朋「確かに、茄子さんなら……」

智香「自他共に認める幸運の持ち主ですし!」

海「……うん、いけそうだね」

茄子「え? え?」

裕子「茄子さん!」

茄子「な、なんですか~?」
44:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:22:42.52 ID:290Kle8r0
裕子「助けてください、茄子さん!ツイてる人と一緒にいないと私、さいきっくじゃなくなってしまうんです!」

茄子「?」

裕子「実は……」カクカクシカジカ

茄子「……なるほど~」

裕子「力を、貸していただけますか……?」

茄子「……私でよかったら、喜んで協力しますよ。 運の良さには、すっごく自信ありますし♪」

裕子「あ……ありがとうございます!」

茄子「いえいえ♪」
45:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:24:02.20 ID:290Kle8r0
悠貴「裕子さんっ、早速やってみましょうっ!」

裕子「で、では……いきます!」スチャ

智香「ユッコちゃん、ファイトー☆」

朋「……大丈夫よね……?」

海「茄子さんがいるんだよ? 大丈夫大丈夫」

悠貴「……っ」ゴクリ

茄子「~♪」ニコニコ
46:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:25:37.83 ID:290Kle8r0
裕子「では……ムムム!」ムムム

スプーン「……」シーン

裕子「ムムム! ムムム!」ムムム

スプーン「……」シーン

裕子「ムムムム……ムムムムムーンッ!!!」ムムムムムーンッ

スプーン「……」ピクッ

悠貴「……!」


グニャリ

裕子「……あ……」

智香「ま、曲がった……」

朋「……意外とあっさりだったわね」

海「うん、確かに……」
47:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:27:28.32 ID:290Kle8r0
裕子「あ、あははは……」ヘタッ

悠貴「裕子さんっ!」ダキッ

裕子「悠貴ちゃん……」

悠貴「ホントに……ホントによかったですねっ!」

裕子「……! ありがとうございます、悠貴ちゃん!」

茄子「ふふふ♪」ニコニコ

裕子「茄子さんも、ホントにありがとうございます!」

茄子「いえいえ~♪……では、私はこれで……」
48:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:28:36.83 ID:290Kle8r0
裕子「か、茄子さん!」

茄子「……ん~? なんですか?」

裕子「あの、もしよかったら……レッスンにもついてきてくれませんか?」

茄子「……ええ、いいですよ♪」

裕子「ありがとうございます! やっぱり、まだちょっと不安で……」

朋「まあ、一回できただけだしね。不安にもなるわよ」

海「なんで朋が偉そうにしてるんだい……?」

茄子「~♪」ニコニコ
49:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:30:28.90 ID:290Kle8r0
裕子「ムムム……サイキック!!!」グニャリ

智香「おおっ」

裕子「よしっ! エスパーユッコ、絶好調!」

悠貴「……」ホッ

智香「悠貴ちゃん? どうしたの?」

悠貴「……やっぱり、明るくて元気な裕子さんが一番素敵ですっ!」

裕子「?」

智香「そうだね! 元気でなくっちゃ、ユッコちゃんらしくないもんね☆」

裕子「そ……そうですか?」

智香「うん!」

悠貴「はいっ」
50:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:31:45.64 ID:290Kle8r0
裕子「……ミステリアスな私も試してみようかと思ってましたけど……おバカキャラが一番ってことですね!」

悠貴「き、キャラっ?」

智香「そうは見えなかったけど……」

裕子「まさか……二人とも私のこと、ホントのおバカだと思ってたんですか?」

悠貴「い、いえ。そういうわけではっ……」

裕子「……それを見抜けないとは甘いですね!」

智香「えっ?」
51:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:33:12.40 ID:290Kle8r0
裕子「つまり、二人とも……エスパーユッコの術中にはまってたってことです!はーっはっはっは!!」

悠貴「は、はぁ……」

朋「……ホントにキャラなのかしら」

海「いや、あれは……天然なんじゃないかな……」

茄子「元気ですね~♪」

智香「さてと……悠貴ちゃん。ユッコちゃんも」

悠貴「なんですかっ?」

智香「そろそろ、レッスン行きませんか?」

悠貴「そうですねっ……はい、行きましょうっ!」

海「……私たちも仕事に行こうか」

朋「そうね♪」
52:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:34:42.57 ID:290Kle8r0
裕子「二人とも仕事、頑張ってください!」

朋「ユッコちゃんもレッスン頑張ってね♪」

裕子「はい!……それと」

悠貴「?」

裕子「……みんな、私のために色々してくれて……ホントにありがとうございました!」

智香「いやいや! 私には、応援することしかできませんでしたし……」

悠貴「朋さんの占いと、茄子さんの強運のおかげですっ」
53:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:36:10.70 ID:290Kle8r0
朋「海ちゃん海ちゃん、聞いた聞いた? あたしのおかげでもあるって!」ドヤ

海「はいはい、すごいね」

朋「……馬鹿にしてるよね?」

海「いや? してないよ?」

朋「あーっ、絶対してる!」

海「……そうだ、忘れてた。茄子さん」ガサッ

茄子「はい?」

朋「こらー! 聞け~~!」
54:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:37:46.31 ID:290Kle8r0
海「クッキーです。もしよかったら、どうぞ食べてください」

茄子「あら、ありがとうございます♪」

悠貴「え、でもそれって……」

海「ふふふ、Pさんにはまた今度でいいさ。……よし、朋。行くよ」

朋「え……ちょ、ちょっと待ってよ海ちゃ~ん!」

ガチャ  バタン

悠貴「……そういえば、茄子さんっ。どうして、事務所に来られたんですかっ?」

茄子「ん~……なんとなく、です♪」

智香「え?」
55:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:38:58.96 ID:290Kle8r0
茄子「事務所に寄ったほうが、なんとなくいいような気がしたので~」

悠貴「そ、そうですかっ」

裕子「なんだか、ふわふわした理由ですね……」

茄子「あはは……でも、よかったです。裕子ちゃんのお役に立つことが出来て♪」

智香「あ、そろそろ時間……」

裕子「それじゃ、私たちも!」

悠貴「行きましょうかっ」

茄子「はい♪」
56:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:39:57.32 ID:290Kle8r0
~レッスン終了~ 


ガチャ  バタン

悠貴「ただいま戻りましたっ」

智香「いや~、いい汗かいたーっ☆」

裕子「つ、疲れた……」

悠貴「あ……プロデューサーさん、まだ戻ってきてないですねっ……」

智香「そうだね……」

裕子「二人とも、プロデューサーに何か用があるんですか?」

悠貴「え、えっとっ……特にはっ……」

智香「……ユッコちゃんは、何か用があるんですか?」

裕子「私? 私はありますよ!」

智香「そうなの?」
57:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:41:37.90 ID:290Kle8r0
裕子「はい! プロデューサーに、報告しようと思ってですね」

悠貴「報告? なにをですかっ?」

裕子「私のさいきっくが復活したことです!」

智香「おお、それなら確かに……Pさんも、安心しますね♪」

裕子「ふっふっふ、そうでしょう?……あと」

悠貴「あと?」

裕子「プロデューサーも、さいきっく復活に協力してくれたわけですし……お礼を言おうと思って」

智香「きっとPさん、喜びますね!」

裕子「だから、私はここで待っているんです!」

悠貴「な、なるほどっ……」
58:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:42:53.10 ID:290Kle8r0
裕子「……あれ? そういえば」

裕子「どうして、二人は事務所に来たんですか? 用がないなら、そのまま帰ってもよかったのに」

悠貴「そ、それは……」

裕子「言いよどむってことは……なにかやましいことがあるんですね?」

悠貴「うっ」

裕子「やっぱり! さぁ、白状しなさい!」

悠貴「それは……ですねっ……」

智香「ちょ、ちょっと事務所に用がね!」

裕子「事務所に?」

悠貴「はい、はいっ! 実は、そうなんですっ」
59:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:44:04.59 ID:290Kle8r0
裕子「どんな用が?」

悠貴「あっ……それは、えーっと……」

裕子「……このままじゃ埒があきませんね」ウーム

裕子「……! そうだ!」コテリン

智香「?」

裕子「悠貴ちゃんの心を読んでしまえばいいいんです!」

悠貴「!?」

智香「で、でも、茄子さんは帰っちゃったし」

裕子「ふっふっふ……これを見てください!」デデーン

智香「キュウリ……ってなんで持ってるの?」

裕子「そ、それはさいきっく秘密!……とにかく」
60:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:46:13.10 ID:290Kle8r0
裕子「これさえあれば大丈夫なはずです!さあ悠貴ちゃん、覚悟!」

悠貴「ちょっ、ちょっと――」

裕子「問答無用! ム……」

ガチャ  バタン

P「ふぅー、ただいま……」

智香「!」

悠貴「ぷ、プロデューサーさんっ!」

裕子「あっ、お疲れ様ですプロデューサー!」

P「お、裕子。……どうだった?」

裕子「ふふふ、バッチリです! さいきっく復活!」

P「そうか……よかったな」

裕子「見ててください、プロデューサー! ムムム…」グニャリ

P「おおっ」
61:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:47:54.21 ID:290Kle8r0
裕子「ねっ? お次は……」グイッ

悠貴「きゃっ!?」

裕子「なにか隠し事をしてるらしい、悠貴ちゃんの心を読んじゃいますよ!」

P「……!」

智香「ユッコちゃん。あのね……」

P「……待ってくれ、裕子。 悠貴じゃなくて、俺の心を読んでくれないか?」

裕子「え? プロデューサーの、ですか?」

P「おう」

裕子「了解です! では……ムムム!」

P「……」
62:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:49:10.56 ID:290Kle8r0
裕子「ムムム……わかりましたよ!」

P「……なんだ?」

裕子「……び、美少女ユッコは、やっぱり凄いなぁ……と……」モジモジ

P「……」

裕子「ど、どうですか……?」

P「……残念」

裕子「え……」ショボン

P「正解は……ほら」

裕子「?……チケット、ですか?」
63:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:51:29.28 ID:290Kle8r0
悠貴「……」ニコニコ

智香「……」ニコニコ

P「見てみてくれ」

裕子「……『サイキック★マジックショー!』……これを、私に!?」

P「裕子が落ち込んでると思ってたからな……そうだったら、一緒に見に行こうかと――」

裕子「ありがとうございますっ!!」

P「わっ」

裕子「プロデューサーが私のことをそんなに考えてくれていたなんて…… 嬉しいです!」

P「おう。……喜んでもらえてなにより」
64:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:53:18.60 ID:290Kle8r0
智香「よかったね、ユッコちゃん!」

悠貴「よかったですねっ」

P「悠貴たちも、ありがとな。裕子を引き留めていてくれて」

悠貴「あ、そのことなんですけど……私たちはなにもしませんでしたよっ」

P「?」

智香「ユッコちゃんは、言いたいことがあるって言って待ってたんです! ねっ?」

裕子「あ、はい、そうです!……コホン」

裕子「プロデューサー!」

P「なんだ?」
65:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:55:17.49 ID:290Kle8r0
裕子「あの、今朝は……さいきっく復活を手伝ってくれてありがとうございました!」

P「おう、どういたしまして」

裕子「……」

P「……」

P「……それだけ?」

裕子「それだけです!」

P「それを言うためだけに待っていてくれたのか……」

裕子「はい!」

P「……やっぱり、裕子は凄いな」

裕子「えっ?」
66:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:56:09.86 ID:290Kle8r0
P「当たり前に思えることを当たり前にするって、なかなか出来ることじゃない」

裕子「そ、そうですか?……私、凄いですか?」

P「おう。さっきは残念なんて言ったけど……美少女ユッコは凄いよ」

裕子「……さすが私! やっぱり凄い!」

P「うんうん」

智香「はははっ」

悠貴「ふふふっ」

裕子「?……なんで二人とも笑ってるんですか?」

智香「いや、なんでもないよ? ユッコちゃん♪」

裕子「? まあ、いいです!……それより、プロデューサー!」
67:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:58:29.93 ID:290Kle8r0
P「ん?」

裕子「マジックショー、早く行きましょう!」ワクワク

P「……ああ、そうだな」

悠貴「プロデューサーさん、今度は私たちも連れていってくださいねっ?」

P「了解。……今回は悪かったな、二人ぶんしかとれなくて」

悠貴「いえ、いいんですっ」

智香「次は期待してますよ☆」

P「おう。……よし、裕子。行こうか」

裕子「はい!」

ガチャ  バタン

智香「……アタシたちも帰ろっか♪」

悠貴「はいっ」
68:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:59:51.64 ID:290Kle8r0
~翌日~


ガチャ  バタン

悠貴「おはようございますっ」

P「おはよう悠貴。……早いな」

悠貴「え? ……ああっ、トレーニングもかねて走ってきたんですよっ」

P「お、そうなのか。感心感心」

悠貴「アイドル活動も陸上も、体力が大事ですからっ!」

P「そうそう、学校の活動も大事にな。もちろん勉強の方も」

悠貴「はいっ!……ところでっ」

P「ん?」
69:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 21:01:40.01 ID:290Kle8r0
悠貴「昨日のマジックショー、どうでしたっ?」

P「楽しかったよ。裕子も喜んでくれてたみたいだし」

悠貴「ふふふっ、よかったですねっ」

P「おう、よかったよかった。……ただ、興奮した裕子がサイキック乱入とか言い出してな……」

悠貴「そ、そうなんですかっ……」

P「その時だけはちょっと困ったな。……そうそう悠貴」

悠貴「はいっ」

P「約束通り、どこかに連れて行ってあげようと思うんだけど……」
70:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 21:03:45.12 ID:290Kle8r0
悠貴「あっ、そうですねっ」

P「どこか行きたいところはあるか?」

悠貴「えっと……じゃあ……」

P「どこでもいいぞ」
 
悠貴「それなら……い、一緒に、お花見に行きませんかっ?」

P「お花見?」

悠貴「はいっ! 」

P「……いいのか? どこでもいいんだぞ?」

悠貴「だって、桜は今の時期しか見られませんしっ……それに」

悠貴「私は、プロデューサーさんとお花見に行きたいんですっ!」

P「そうか。……ならお花見ということで」

悠貴「はいっ」
71:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 21:05:37.00 ID:290Kle8r0
P「えっと、じゃあ日にちはいつが――」

ガチャ  バタン

智香「おはようございます☆」

悠貴「智香さん、おはようございますっ」

P「おはよう、智香」

智香「あのですね、Pさん!」

P「なんだ?」

智香「昨日、どこかに連れて行ってくれるって言ってましたよね?」

P「おう」

智香「だったら、お花見に行きましょう! 絶対楽しいですよ☆」

P・悠貴「……え?」
72:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 21:07:43.37 ID:290Kle8r0
智香「あ、あれ……? アタシ、何かおかしなこと言いました?」

P「いや、悠貴も同じ提案をしてたもんだから……」

悠貴「少し、びっくりしただけですっ」

智香「あ、そういうことですか……」

P「……お花見ね……確か、明後日は二人ともオフだったよな」

悠貴・智香「はいっ」

P「……なら、その日オフの人たちを全員誘って行かないか? お花見だし、人が多い方が楽しいだろ?」

智香「お~っ、それはいい考えですね☆」

悠貴「たくさんいたほうが盛り上がれますもんねっ!」

P「決まりだな。……しかし、予報は微妙なんだよな……雨が降らなきゃいいが」
73:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 21:12:40.21 ID:290Kle8r0
智香「きっと大丈夫ですよ! 心配してても仕方ありません☆」

智香「真面目にお仕事をやっていれば、神様も晴れにしてくれるはずですっ」

P「うんうん……全く、そのとおりだな。今日も一日、頑張れよ」

悠貴「はいっ」

智香「Pさんも、ですよ?」

P「ああ、俺も頑張るよ。……さて、早めに仕事始めるかな……」

悠貴「智香さんっ、私たちもお仕事までレッスンしましょうっ!」

智香「そうだねっ、やろうか☆」
74:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 21:16:49.78 ID:290Kle8r0
P「やる気満々だな」

悠貴「……私には、ものすごい幸運や超能力はありませんからっ。やる気と努力で、なんとかするんですっ!」

P「いい心がけだ。……が、無理だけはしないようにな」

悠貴「はいっ。じゃあ、行きましょう智香さんっ!」

智香「うん!」

タッタッタ

悠貴「……」 チラ

P「……」カタカタ

智香「悠貴ちゃん、どうしたの?」

悠貴「……いえっ、なんでもありませんっ!」
75:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 21:19:06.00 ID:290Kle8r0
悠貴 (明日、明後日、これから……なにが起こるかなんてわかりませんっ……でもっ)

悠貴「行ってきますね、プロデューサーさんっ!」

P「おう。……頑張れよ」


悠貴 (――だからこそ……今を精一杯、頑張りますっ!)
76:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 21:20:51.92 ID:290Kle8r0
これで終わりです。

絶対無理だと言えることはないと思います。そう、乙倉ちゃんがシンデレラガールになることだって……

見てくれた方々、どうもありがとうございました!
77:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/04(土) 21:47:50.44 ID:zRXQY7uTo
おつおつ
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4月5日 04時00分|モバマス0コメント

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