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1:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:15:21.46 ID:TaldHsmB0
智絵里「新曲、ですか?」

P「うん。ファンからの要望も多かったし、上の方でもそろそろ風色と違う雰囲気の歌を、って話になってさ」

智絵里「どんな曲なんですか?」

P「デモテープ来てるぞ。これだな」

智絵里「はいっ♪」

♪♪チェーリメーリチェリー
2:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:15:44.85 ID:TaldHsmB0
……

智絵里「とっても楽しそうな曲ですねっ♪」

P「気に入った?」

智絵里「はいっ♪」

P「そのうちレッスンも入ってくるから、暇なときにでも聴いといてくれ」

智絵里「分かりましたっ」

P「風色と違ってダンスも動きが増えるけど……まあ、いろんな曲歌ってきたから今さら問題ないか。頼んだぞ?」

智絵里「はいっ♪♪」
3:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:16:14.26 ID:TaldHsmB0
レッスンスタジオ

ワンピースフワフワー

トレーナー「もっと楽しそうに歌っていいよー!」

智絵里「は、はいっ」

チェーリメーリチェリー

トレーナー「もっともっと!」

智絵里「は、はーいっ」
4:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:16:49.79 ID:TaldHsmB0
……

トレーナー「今日はこのくらいにしよっか」

智絵里「は、はい……」

トレーナー「音程とかリズムとかは問題なさそうだね」

智絵里「ありがとうございます」

トレーナー「でも、もっと楽しそうに歌っていいんだよ?」

智絵里「楽しくなさそうですか……?」

トレーナー「うーん、なんか遠慮してるって言うのかな?好きな男の子とデートした時ってもっと楽しくなかった?」

智絵里「えっ?」
5:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:17:18.28 ID:TaldHsmB0
トレーナー「どんな些細なことでも楽しくなったり、なんでもない言葉で嬉しくなったりしたでしょ?」

智絵里「あっ、えっと……」

トレーナー「?」

智絵里「で、デート…………したこと、ないです……」

トレーナー「あー、そっかー……」

智絵里「ご、ごめんなさい……」

トレーナー「いや、謝ることはないから!智絵里ちゃんアイドルなんだから!しょっちゅうデートされてても困るしね?」

智絵里「で、でも……」
6:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:17:47.66 ID:TaldHsmB0
トレーナー「うーん、じゃあ、デートするしかないかな!」

智絵里「えっ?」

トレーナー「さすがにアイドルだから本当に好きな人をデートに誘うわけにもいかないから……例えばプロデューサーさんとか!遊園地、誘ってみようよ!」

智絵里「え、ええっ?!ぷ、プロデューサーさん、ですか?!」

トレーナー「だって他に誰かいる?智絵里ちゃんとデートなんかしたら、普通の男の子なら勘違いするだろうし……」

智絵里「そ、そんなことは……ないと思いますけど……」

トレーナー「あるある。智絵里ちゃん、自分が人気アイドルだって自覚、ちゃんと持ってよね?……って、普通こういう場面で言わないんだけどなあ」
7:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:18:14.38 ID:TaldHsmB0
智絵里の部屋

智絵里「そうは言っても、プロデューサーさんとデートなんて……誘えるわけないよね……」

??「お困りかなっ?」

智絵里「へ?だ、誰ですか?!」キョロキョロ

??「こっちだよっ」

智絵里「だ、誰もいないのに声だけ……!」

??「ここ!ベッドの上!」

智絵里「えっ?……えっ?えっ?な、なんですかあなたは?!」

妖精「私は妖精さん!悩んでる女の子を助けてあげるのがお仕事だよ!」

智絵里「妖精さん……?」

妖精「うん♪えっと……あなたのお名前は?」

智絵里「わ、私ですか……?お、緒方、智絵里ですけど……」

妖精「智絵里ちゃん!よろしくね!」

智絵里「は、はあ……?」
8:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:18:42.91 ID:TaldHsmB0
妖精「それで!何に困ってるかな?」

智絵里「えっと、困ってる、ってわけでもないんですけど……」

妖精「私の魔法でなんとかできるかもしれないから言ってみて!」

智絵里「ま、魔法なんて使えるんですか?」

妖精「そんなにすごいことはできないけど……!お菓子食べる前に『おいしくなーれ♪』って念じて美味しくしたりとか!」

智絵里「それって本当に味が変わるんですか……?」
9:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:19:13.94 ID:TaldHsmB0
妖精「と、とにかく!細かいこと気にしないで話してみて!」

智絵里「えっと、じゃあ……今度、デートする女の子の歌を歌うことになって……」

妖精「うんうん」

智絵里「わ、私、デートなんかしたことなくて……」

妖精「うんうん」

智絵里「歌の先生に『もっと気持ちを込めて』って言われても、分からなくて……」

妖精「なるほど……じゃあデートしたらいいんじゃないかな?」

智絵里「先生にもそう言われたんですけど……」

妖精「そっか!誰かに見られたら困るんだね!大変だけど街の人たちの記憶を消して回って

智絵里「あわわっ、そ、そこまでしなくても大丈夫ですっ」
10:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:19:42.35 ID:TaldHsmB0
智絵里「えっと、仕事の関係の人にデートの練習?をしてもらうので、周りに見られてもそんなに困らない……わけでもないですけど」

妖精「うんうん」

智絵里「そもそも、それ以前の問題で……」

妖精「どうしたの?」

智絵里「デートに誘う勇気がなくて……」

妖精「なるほど……」

智絵里「断られたらと思うと……」

妖精「うーん、じゃあ私の魔法でなんとかしてあげる!」
11:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:20:10.15 ID:TaldHsmB0
智絵里「代わりに誘ってくれるんですか?」

妖精「誘うのは智絵里ちゃんだよ!私の魔法で智絵里ちゃんに勇気をあげるの!」

智絵里「勇気を……?」

妖精「うん!今魔法かけるから目を瞑ってて!」

智絵里「は、はいっ」


『ワン、ツー、スリー、えいっ♪』


妖精「はい、終わったよ!」

智絵里「何も変わってないような……?」

妖精「でも智絵里ちゃんの勇気は今までの百倍!明日デートに誘ってみて!」

智絵里「分かりました……本当にできるかな……」

12:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:20:37.26 ID:TaldHsmB0
翌日

智絵里「あ、あのっ、プロデューサーさんっ!」

P「おう、昨日のレッスンどうだった?」

智絵里「えっと、それなんですけど……」

P「どうした?なんかあったのか??」

智絵里「表情が固いって言われて……」

P「ほうほう」

智絵里「デートの曲だから、もっと楽しそうにって……」

P「まあ、暗い顔されても困るしなあ」

智絵里「でも、私……デートって、したことがなくて……」

P「うん」

智絵里「だから、その……」

P「うん」

智絵里「えっと……」
13:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:21:05.52 ID:TaldHsmB0
智絵里(や、やっぱり恥ずかしいし、断られたらどうしよう……やっぱり止めようかな……)


『これで勇気は百倍だよ!』


智絵里(で、でも、妖精さんも協力してくれたもんね……私から言わなきゃ!)

P「智絵里ー?どうし

智絵里「わ、私とデートしてくれませんかっ!」

P「……へっ?」
14:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:21:32.43 ID:TaldHsmB0
智絵里「あっ、いやっ、そのっ、れ、れんし

P「いいの?」

智絵里「えっ?」

P「いや、俺なんかでいいの?」

智絵里「は、はいっ!」

P「じゃあ、今度休みが一緒の日に遊園地行くか!」

智絵里「い、いいんですか……?」

P「まあ、バレなきゃ平気だし、バレても『イベントの下見』とか適当に理由つければなんとかなるだろ」

智絵里「はいっ♪」
15:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:22:01.11 ID:TaldHsmB0
智絵里の部屋

智絵里「えへへ……♪プロデューサーさんと、デート……♪」

妖精「智絵里ちゃん♪」

智絵里「あっ!妖精さん!」

妖精「どう?誘えた?オッケーもらえた?」

智絵里「はいっ♪妖精さんの魔法のおかげですっ♪」

妖精「そんなことないよ♪智絵里ちゃんが元々持ってた勇気のおかげ。私はなんにもしてないから♪」

智絵里「そ、そんなことないですっ!」

妖精「あるの♪でも、これでちょっと自信ついたかな?」

智絵里「は、はいっ♪」
16:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:22:30.81 ID:TaldHsmB0
妖精「じゃあ当日に向けて準備しなきゃね♪」

智絵里「準備……?」

妖精「狙いのカレの気持ちをがっちり掴む可愛い服を選ばないと♪」

智絵里「そ、そんな狙いのカレだなんて……!」

妖精「違うの?」

智絵里「違……わない、こともないですけど……で、でも!これは歌のための練習だから……!」

妖精「だったらなおさら本気じゃないと♪」

智絵里「えっ?」

妖精「だって、歌詞の女の子はきっと一生懸命おしゃれして、相手の男の子と仲良くなろうと頑張ってるよ?」

智絵里「た、確かに……」

妖精「だから、智絵里ちゃんも、たくさんおしゃれしないと、歌の参考にならないよ♪」

智絵里「はい……!」
17:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:22:59.55 ID:TaldHsmB0
妖精「相手の人はどういう女の子が好きなの?」

智絵里「うーん……」

妖精「カワイイ系?セクシー系?」

智絵里「どんな女の子が好きなんだろう……?」

妖精「街中でどんな女の子に視線が行きがち?」

智絵里「えっと……ティンと来る、とか言ってたような……」

妖精「……どういう人?」

智絵里「私にも、よく分かりません……」
18:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:23:25.47 ID:TaldHsmB0
妖精「じゃあ、ここは相手の好きそうなところを突くんじゃなくて、智絵里ちゃんの魅力で攻めよっか?」

智絵里「私の、魅力……?」

妖精「ズバリ!智絵里ちゃんの魅力は?」

智絵里「え、ええっ?!私に魅力なんて……」

妖精「あるある!いっぱいあるよ!」

智絵里「そ、そうかなあ……」

妖精「アイドルでしょ?魅力ないわけないから!」

智絵里「そ、そうです、よね……!」

妖精「ファンの人にはどんな風に言われるの?」

智絵里「えっと……な、なんか自分で言うのも恥ずかしいんですけど……」

妖精「どうせ私しか聞いてないから!」

智絵里「て、天使、とか、妖精、とか……///」

妖精「もしかして私と同族?」

智絵里「に、人間ですっ」
19:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:23:52.41 ID:TaldHsmB0
妖精「確かに、かっこいいとかきれいっていうよりは可愛い系だよね」

智絵里「可愛い、の方が言われることは多いです」

妖精「じゃあその可愛さを強調した服を選んでみよう♪」

智絵里「はいっ」

妖精「クローゼットの洋服出してみて!オープン・セサミ!」

……

妖精「あ、クローゼット開けてくれるかな?」

智絵里「えっ、魔法で開けるんじゃないんですか……?」
20:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:24:18.27 ID:TaldHsmB0
……

妖精「これで全部?」

智絵里「はい」

妖精「少なくない?」

智絵里「そうですか?」

妖精「それに、全部普段から着てる服でしょ?」

智絵里「そうですね」

妖精「よーし!じゃあ買いに行こう!」

智絵里「えっ?」

妖精「一世一代のデートだよ!可愛い服探しに行こう♪」

智絵里「は、はいっ!」
21:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:24:44.87 ID:TaldHsmB0
……

妖精「これとー、これとー、あっ、これも似合いそう♪」

智絵里「わわっ、こ、こんなにたくさん……!」

妖精「試着と試食はするだけしよう!着てから選べばいいから♪はいっ、試着室はあっち♪」

智絵里「は、はいぃぃっ」

……

妖精「まずは明るい色で春色コーデな感じ♪」

智絵里「似合ってる、かな……?」

妖精「似合ってるけど持ってる服とあんまり変わらないかな?」

……

智絵里「ど、どう?」

妖精「意外とパンツも似合うね!」

……

智絵里「こ、これはダメですー……!」

妖精「キャミソールとミニスカート、だめ?」

智絵里「だ、だめです……!」

22:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:25:13.86 ID:TaldHsmB0
……

智絵里「これはどうかな……?」

妖精「おーっ、いい感じ♪」

智絵里「そ、そうかな……青い服ってあんまり着ないから……」

妖精「大丈夫大丈夫♪」

智絵里「……やっぱり、いつもの……」

妖精「せっかくのデートなんだから、普段と違う格好にもチャレンジしちゃおうよっ」

智絵里「そ、そうですよねっ……!」

妖精「と言うことでさっきのキャミとミニスカも……」

智絵里「そ、それはだめですっ……!」
23:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:25:40.15 ID:TaldHsmB0
デート前日

智絵里「服はこれで、カバンもこれ……中身も大丈夫……」

妖精「準備はバッチリ?」

智絵里「あっ、妖精さん♪」

妖精「明日はどれ乗るかとか決めた?」

智絵里「あんまり決めてないです」

妖精「混んでたりメンテしてたりしたら予定崩れるもんね」

智絵里「あっ、でも観覧車には乗りたくて……」

妖精「観覧車で二人っきり!いいね♪」

智絵里「そ、そういうつもりじゃなくて……!」

妖精「そういうつもりじゃないの?」

智絵里「観覧車は歌詞に出てくるからで……別に二人っきりとか、そういうわけでは……」

妖精「ふーん……♪」

智絵里「な、なんですか……うぅ……///」
24:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:26:10.31 ID:TaldHsmB0
妖精「そっかー。他のアトラクションは?」

智絵里「どれに乗るかは明日二人で決めようかなって……」

妖精「そうだよね、せっかく二人で行くんだもんね」

智絵里「それに、明日のお天気次第ですし……」

妖精「あー、曇るみたいだね」

智絵里「曇り空ならいいんですけど、雨が降ったら……」

妖精「雨の遊園地は結構つらいもんね」

智絵里「てるてる坊主は作ったんですけど……あっ!」

妖精「どうしたの?」

智絵里「妖精さん!魔法……!」

妖精「えーっ?すごく強い魔法じゃないと天気は変えられないから、できるか分からないけど……」

智絵里「で、でも、私には何もできないから……」

妖精「そんなことないよ?」

智絵里「えっ?」
25:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:26:39.61 ID:TaldHsmB0
妖精「てるてる坊主作って、神様にお願いするのは大事だよ」

智絵里「でも、こんなの迷信ですし……」

妖精「ふふっ♪素性の分からない妖精さんは信じるのに、自分の作ったてるてる坊主は信じないの?」

智絵里「えっ、で、でも……」

妖精「意外と思いの強さとか信じる力って効くんだよ?」

智絵里「は、はい」

妖精「ちゃんと寝る前にもう一回てるてる坊主にお願いしようね?」

智絵里「はいっ」

妖精「じゃあ、私もてるてる坊主作るからティッシュちょうだい♪」

智絵里「妖精さんも、魔法だけじゃないんですね」

妖精「ううん、これが魔法」

智絵里「えっ」
26:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:27:11.14 ID:TaldHsmB0
当日

智絵里「晴れた……!」

妖精「言ったでしょ?てるてる坊主さんすごいね♪」

智絵里「ありがとう、てるてる坊主さん♪それと、妖精さんも♪」

妖精「どういたしまして。私もてるてる坊主作っただけだけど……って、もう行くの?」

智絵里「トラブルがあって遅れたら迷惑かけちゃうし、それに、なんだかここにいても落ち着かないし……」

妖精「じゃあ、行ってらっしゃい♪」

智絵里「えっ?着いてきてくれないんですか?」

妖精「いいの?デートなのに?」

智絵里「だ、だって、デートって初めてだから、何を話したらいいのか、とか、どうしたらいいのか、とか分からなくて……」
27:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:27:42.19 ID:TaldHsmB0
妖精「うーん、智絵里ちゃんがいいなら行ってもいいけど……」

智絵里「お、お願いしますっ」

妖精「あっ、でも私のこと、智絵里ちゃん以外には見えないし、声も聞こえないから気を付けてね?」

智絵里「はい」

妖精「私に向かって喋っちゃだめだよ?」

智絵里「そ、そうですよね……!」

妖精「こないだ服買いに行ったときも店員さん怪訝な顔してたから……」

智絵里「な、なんで今になって言うんですか……!?」
28:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:28:11.45 ID:TaldHsmB0
駅前

智絵里「緊張するなあ……どうしよう、何話したらいいんだろう……」

妖精「普段も一緒にいる人なんだよね?」

智絵里「そうだけど……」

妖精「だったらいつも通りでいいんじゃない?」

智絵里「で、でもっ、いつもはなかなか二人きりになんてならないし……」

妖精「うーん……気にしすぎだよー」

智絵里「そ、そうかな……あっ!」

妖精「どうしたの?」

智絵里「き、来ましたっ、来ちゃいました……!」
29:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:28:44.89 ID:TaldHsmB0
妖精「ほら、落ち着いて?いつも通りいつも通り……」

智絵里「あわわ、えっと、あのっ、えっと……!」

妖精「しょうがないなあ……目つぶって?」

智絵里「は、はいっ」


『ワン、ツー、スリー!えいっ♪』


智絵里「だ、大丈夫かな……」

妖精「大丈夫だよ♪たくさんおしゃべりできなくてもいいから♪笑顔でおしゃべりしよう♪」

智絵里「笑顔……はいっ♪」
30:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:29:11.46 ID:TaldHsmB0
P「ごめんごめん、待たせちゃった?」

智絵里「あっ、いえっ!今来たところですっ」

P「ところで今誰かと電話してた?」

智絵里「えっ?」

P「なんか喋ってたように見えたんだけど……」

智絵里「あっ……!」

P「ん……?」

智絵里「あっ、いえっ、な、なんでもないですっ!」

P「??まあ、なんでもないならいいんだけど……」

智絵里「そ、それより、そろそろ行きませんか?」

P「おっ、そんなに楽しみなのか?うれしいなあ」
31:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:29:39.77 ID:TaldHsmB0
P「それにしても、今日の空に負けないくらい綺麗な水色だな」

智絵里「何がですか?」

P「智絵里の服」

智絵里「あっ、これですか?」

P「うん。智絵里が青って新鮮だよ」

智絵里「そうですね……普段は緑とかピンクが多いかもしれません」

P「仕事の衣装もそういう色になりがちだもんなあ」

智絵里「やっぱり、いつもの色の方がいいですか?」

P「いやいや、そんなことないと思うぞ。今着てるワンピースだってよく似合ってるし」

智絵里「本当ですか?」

P「本当本当。こんなに似合うなら衣装にも取り入れるかなあ」
32:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:30:07.61 ID:TaldHsmB0
智絵里「あ、あのっ、プロデューサーさんは……どっちが好きですか?」

P「どっち?」

智絵里「普段の服と、今日の服だと……」

P「うーーーーーん!……どっちも好きじゃ、だめ?」

智絵里「だめじゃありませんっ♪」

P「おー、よかったよかった」

智絵里「私も、この服喜んでもらえてよかったです♪」

P「うん。淡い色だから智絵里の優しい雰囲気と合ってていいと思うよ」
33:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:31:04.65 ID:TaldHsmB0
智絵里「ところでプロデューサーさんっ、今日は何から乗り

P「危ないっ!」ぎゅっ

智絵里「ひゃぁっ?!」

キィィッ

ブーーン……

P「こんな細い道なのにあんなに飛ばすことないよなあ」

智絵里「ご、ごめんなさい……はしゃいでて前見てませんでした……」
34:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:31:39.18 ID:TaldHsmB0
P「ううん、飛び出してきたのは車の方だし。けがしてないか?」

智絵里「け、けがは大丈夫ですけど……」

P「……?」

智絵里「も、もう、捕まえてなくても大丈夫ですっ……///」

ぎゅーっ

P「本当に大丈夫か?なんならもう少しでエントランスだし、このまま入場してもいいぞ?」

智絵里「あわわっ……!!だ、大丈夫ですっ……!!」

P「そうかー、残念だなー」

智絵里「は、恥ずかしすぎます……」

妖精「」ニヤニヤ

智絵里「~!!」
35:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:32:05.35 ID:TaldHsmB0
園内

P「やっぱり遊園地に来たらジェットコースター……だと思うんだけど大丈夫か?」

智絵里「……?何がですか?」

P「いや、怖いなら別に無理にとは言わないんだけど」

智絵里「こ、怖くなんかないですっ」

妖精「足震えてない?」

智絵里「……っ!」

P「……足震えて

智絵里「な、ないですっ」

P「……」

智絵里「……」

P「……けっこう列並んでるし、あっちの小さいコースターにするか?」

智絵里「は、はい……///」
36:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:32:31.78 ID:TaldHsmB0
P「こっちも意外と並んでるなあ」

智絵里「そうですね」

P「まあ、今日は一日遊べるんだし急ぐこともないか」

智絵里「はいっ」

37:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:33:01.84 ID:TaldHsmB0
P「そう言えば最近よくカフェに行ってるんだって?」

智絵里「はいっ、お仕事でカフェに行ってから興味が湧いて」

P「仕事で行ったのはうさぎカフェと絵本カフェだっけ?」

智絵里「はいっ♪でも、調べてみたら、テーマを絞ったカフェってたくさんあるみたいで……」

P「最近増えてるんだってな。どんなカフェに行ったんだ?」

智絵里「この前のお休みは、ネネさんとオーガニックの野菜のカフェに行きました」

P「ネネ?仲良いのか」

智絵里「たまたま、私が雑誌で見ていたらネネさんも前から行きたかったみたいで……」

P「ほうほう」
38:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:33:32.30 ID:TaldHsmB0
智絵里「あっ、でも、一緒に行ってからはすっかり仲良しさんですっ」

P「仲良しなのにさん付けなのか」

智絵里「変、ですか……?」

P「だってネネの方が年下だろ?」

智絵里「えっ、そうなんですか……?」

P「面倒見がいいから上に見られがちだけど15歳だぞ」

智絵里「だから私に敬語で話してたんですね……」

P「まあ、ネネは年下にも敬語で話すけど」
39:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:34:03.74 ID:TaldHsmB0
智絵里「あとは……この前奈緒ちゃんと……あっ」

P「ん?」

智絵里「奈緒ちゃんと行ったところはみんなに秘密なんでした♪」

P「なんだよー、気になるだろー?」

智絵里「奈緒ちゃんと約束したので内緒ですっ♪」

P「そうかー、智絵里は俺よりも奈緒を選ぶんだな」

智絵里「あわわ……!そ、そういうわけじゃ……!」

P「いや、いいんだ、こんなおっさんなんかよりも同世代の女の子の方が大事だよな、うん、分かってる、分かってるから」

智絵里「そ、そんなことないですから……!」
40:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:34:29.10 ID:TaldHsmB0
P「じゃあ、教えてくれる?」

智絵里「えっと、その……どうしよう……」

P「そうだよな、やっぱり奈緒の方が大事なんだもんな、無理にとは

智絵里「そ、そういうわけじゃ……で、でも、約束だし……」

P「……」

智絵里「どうしよう……うーん……」

妖精「智絵里ちゃん、顔見てみて」

智絵里「??」クルッ

P「……♪」ニヤニヤ

智絵里「あっ、ああっ……!」

P「ははっ、それだけ悩める仲間がいるなんて羨ましいよ」

智絵里「あ、あぅ……」

P「最近テーマカフェも増えてるし、いろんな子といろんなとこに行っても楽しいかもな」

智絵里「はいっ♪」

P「おっ、そろそろ俺たちの番かな?」

智絵里「そうみたいですねっ」
41:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:34:57.29 ID:TaldHsmB0
カタカタカタカタ

P「小さい方で良かったかもなー」

智絵里「なんでですか?」

P「こっちだと二人だけだし」

智絵里「そ、そうですね……♪」

P「何喋っても誰にも聞かれないし」

智絵里「は、はい……」

妖精「なんかごめんね?全部聞いてて」
42:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:35:29.90 ID:TaldHsmB0
ガチャンッ

P「おっ、ここからだな」

智絵里「はいっ……!」

ビューーーン

P「おおっ、意外と速い!」

グイーッ

智絵里「ひゃあっ?!カーブも急です……!」

妖精「ほらほら!もっと体押し付けうわぁっ?!」

グワンッ

P「おおっ?!」

妖精「もっと!もっと!」

智絵里「む、むりぃぃ……!」
43:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:35:56.32 ID:TaldHsmB0
P「え?どうした智絵里?!」

智絵里「な、なんでもないですーっ!」

グインッ

妖精「ほら!目つぶって!」


『ワン、ツー、スリィィー!えーいっ!!』


智絵里「きゃぁぁっ」ぎゅーーっ

P「ち、智絵里っ?!」

グワンッ

P「おわぁぁっ?!」ぎゅーーっ

智絵里「ぷ、プロデューサーさぁんっ?!」
44:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:36:26.83 ID:TaldHsmB0
……

P「その……思ってたよりもすごかったな……」

智絵里「え、遠心力だから、仕方ない、ですよね……?」

P「そ、そうだなっ!仕方ないんだ、うん、仕方ない……!」

妖精「くっつけてよかったね!」

智絵里「///」
45:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:36:59.25 ID:TaldHsmB0
P「次はどれにするかなあ」

妖精「お化け屋敷はどう?」

智絵里「……?!」

P「智絵里はどれ行きたい?」

智絵里「え、えっと……」

妖精「お化け屋敷ならたっぷりしがみつけるよ♪」

智絵里「?!」

P「ゆっくり決めていいぞ」

智絵里「あ、あぅ……」
46:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:37:42.00 ID:TaldHsmB0
智絵里「えっと、その……」チラッ

妖精「しょうがないなあ……魔法かけるからね!目をつぶって!」

智絵里「んっ……」


『ワン、ツー、スリー、えいっ♪』


智絵里「あ、あのっ……!」

P「おっ、決まったか?」

智絵里「お、おおお化け屋敷に……!」

P「お化け屋敷?」

智絵里「ああっ、む、無理にとは……!」

P「ううん、智絵里がお化け屋敷に行きたいなんて思わなくてな。よし、じゃあ行くか!」

智絵里「は、はいっ……!」
47:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:38:22.94 ID:TaldHsmB0
グワァァァッッ

智絵里「…………」

P「…………」

智絵里「あ、あの……」

P「ここ、思ったほど怖くないな……」

智絵里「ですね……」

ギャァァァッ

P「声ばっかり大きくてなんだかなあ……」

智絵里「小梅ちゃんのお話の方がよっぽど怖いかも……」

P「ははっ、そうかもしれないな」

妖精「…………」
48:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:38:49.39 ID:TaldHsmB0
智絵里「あっ、そろそろ出口が」

妖精「わあっ!!!」

智絵里「ひゃあっ?!」

P「おおっ?どうして急に」

智絵里「えっ、今急におどかさ……

智絵里(あっ、妖精さんだからプロデューサーさんには聞こえてない……!)

P「ほら、行くぞ。智絵里が歩いてくれないと俺も歩けないし」

妖精「しがみつき成功だねっ♪」

智絵里「えっ?あっ、ああっ……!ご、ごめんなさいっ」

P「いや、俺はいいんだぞー?はい、歩く歩く」

智絵里「えっ……?はっ、はいっ♪」
49:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:39:24.09 ID:TaldHsmB0
……

P「ちょっと疲れたか?」

智絵里「そ、そうですね……」

P「ちょうどあそこにベンチがあるから休むか」

智絵里「ありがとうございますっ」

P「……」

智絵里「……」

妖精「あっ」

智絵里「?」

妖精「アイス売ってるからおねだりしよう?」

智絵里「あ、あのっ……」

P「ん?あっ、歩くペース速かったか?ごめんごめん」

智絵里「あっ、そ、そうじゃなくて……」

P「ん?」
50:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:39:55.29 ID:TaldHsmB0
妖精「ほら、言って言って♪」

智絵里「えっと……その……」

P「あそこのアイスか?」

智絵里「は、はいっ……!」

P「いいよいいよ。買ってくるから適当に座ってて。何味がいい?」

智絵里「あっ、えっと、どうしようかな……じゃあ、ストロベリーで……」

P「うん、じゃあ待ってて」

智絵里「ありがとうございますっ」
51:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:40:28.08 ID:TaldHsmB0
智絵里「結局自分から言い出せなかったです」

妖精「まあ、結果オーライだよ」

智絵里「でしょうか……」

妖精「じゃあ、リベンジしよう!」

智絵里「りべんじ……?」

妖精「ここのアイス、コーンじゃなくてカップアイスなんだって♪」

智絵里「そうみたい……ですね……?」

妖精「レッツ食べさせ合い♪」

智絵里「食べさせ合い……それってもしかして……!」

妖精「あーんして、あーん♪」

智絵里「む、むむむ無理ですそんなの……!は、恥ずかしくてアイス溶けちゃいます……!」

妖精「恥ずかしい、だけ?」

智絵里「えっ?」

52:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:41:02.78 ID:TaldHsmB0
妖精「別に嫌なわけじゃないよね?」

智絵里「えっ……その、えっと……やってみたくは……なくもないですけど……」

妖精「うん!じゃあ目をつぶって!」

智絵里「ま、また魔法ですか……?でも、これはさすがに魔法でも

妖精「あー!アイス持ってこっち来てるから早く目つぶって!!」

智絵里「あ、は、はいっ」


『ワン、ツー、スリー、えいっ♪♪』


智絵里(やっぱり何も変わったところなんかないような……)
53:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:41:34.15 ID:TaldHsmB0
P「お待たせー」

智絵里「あっ♪ありがとうございますっ」

P「ストロベリーでよかったよな?」

智絵里「はいっ♪プロデューサーさんは、何味にしたんですか?」

P「大体迷ったらチョコにするんだよなあ。ストロベリーとかバニラも美味しそうだったんだけど」

妖精「今チャンスだよ!ほら!」

智絵里「あっ、あのっ!」

P「ん?何かあったか?」

智絵里「ひ、ひ、一口、いかがですかっ……!」

P「おっ、いいのか?じゃあ一口

智絵里「あ、あーん、してくださいっ……!!」

P「……!」

智絵里「……だ、だめ、ですか……?」

P「いや、今日の智絵里は積極的だなー、って。よし、じゃあ食べさせてもらおうかな」
54:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:42:03.97 ID:TaldHsmB0
智絵里「あ、あーん……」

P「あーん…………うん、美味しい」

智絵里「えへへ……」

P「じゃあ、はい、あーん」

智絵里「えっ?」

P「俺だけもらうのも不公平だろ?ほら、あーん」

智絵里「あ、あーん……!」

P「どうだ?」

智絵里「お、美味しい、と思います……」

P「思う?」

智絵里「緊張で、味がよく分かりません……///」

P「なら、もう一口

智絵里「あわわっ、た、たぶん何口食べても分からないので……!」
55:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:42:33.11 ID:TaldHsmB0
P「そういうことならしょうがないなあ。じゃあ残りはそれぞれで食べるか」

智絵里「はいっ」

智絵里(……あれ?このスプーンでさっきプロデューサーさんに食べさせてあげたよね?)

P「うーん、チョコの味が濃くて美味いなあ」

智絵里(これって間接キスなんじゃ……!?)

P「あれ?智絵里食べないのか?溶けるぞ?」

智絵里「も、もう溶けるかもしれません……」
56:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:43:02.00 ID:TaldHsmB0
……

P「早いなあ、もう閉園時間だ」

智絵里「そう、ですね」

P「今からエントランスに戻ればちょうどいいかな」

智絵里「そ、そうですね……」

妖精「観覧車!観覧車は?」

P「えっと、エントランスは……」

智絵里「あ、あのっ……」

P「ん?」

智絵里「か、か……」

P「?」

妖精「そうそう!誘っちゃえ!」

智絵里「か……な、なんでもないです」

P「??そうか?ならいいけど……」
57:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:43:29.83 ID:TaldHsmB0
妖精「智絵里ちゃん!」

P「あれ?エントランスはどっちだ?うーんと……?」

智絵里「…………」

妖精「智絵里ちゃん!一旦トイレ!トイレ行くよ!」

智絵里「えっ?あ、あのっ」

P「んー?」

智絵里「か、帰る前に、お手洗いに……」

P「あーごめんごめん、行ってきな。ここで待ってるから」
58:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:44:00.43 ID:TaldHsmB0
……

妖精「どうしたの?最後だよ?観覧車乗らなくていいの?」

智絵里「やっぱり二人きりだと恥ずかしいし……」

妖精「ここまで上手くいってきたのに、観覧車乗らなくていいの?」

智絵里「こ、ここまで上手くいったので、歌の参考にはなるかな、って……」

妖精「うーん」

智絵里「や、やっぱり勇気が出なくて……魔法……お願いできますか……?」

妖精「…………」
59:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:44:34.74 ID:TaldHsmB0
妖精「智絵里ちゃん。私ね、謝らないといけないことがあるの」

智絵里「えっ?」

妖精「私ね、本当は魔法なんて使えないんだ」

智絵里「……えっ?で、でも

妖精「智絵里ちゃんがデートに誘ったのも、駅から遊園地までたくさんおしゃべりできたのも、お化け屋敷も、アイスであーんしたのも、全部魔法なんかじゃないの」

智絵里「そ、そんな、でも、私……!」

妖精「智絵里ちゃんには、最初から勇気があったんだよ」

智絵里「私に、勇気……」

妖精「最後に魔法……じゃなくて、おまじない、かけてあげるね?」

智絵里「おまじない……」

妖精「目をつぶって!」

智絵里「……はいっ」
60:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:45:05.10 ID:TaldHsmB0


――大好きなカレと二人っきりで観覧車に乗る勇気。智絵里ちゃんに出ますように!!――
61:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:45:32.22 ID:TaldHsmB0
……

智絵里「あれ?妖精さん?妖精さん??」

智絵里「……いなく、なっちゃった……?」

智絵里「……」

智絵里「妖精さん、勇気、出してくるねっ……!」
62:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:46:02.40 ID:TaldHsmB0
智絵里「プロデューサーさんっ!」

P「おっ、来た来た、エントランスはあっち

智絵里「さ、最後に……観覧車乗りませんか!」
63:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:46:42.55 ID:TaldHsmB0
………………

智絵里(あの日から、妖精さんは来てくれなくなりました。ちょっぴり寂しいけど、きっとどこかで、私みたいな女の子の背中を押してるのかな……?)

ガチャ

智絵里「おはようございますっ」

P「おはよう。チェリメリ、評判いいぞ」

智絵里「そうですか……!」

P「で、チェリメリ発売してすぐに次の話するのもアレなんだけど」

智絵里「はいっ」

P「新曲の選抜メンバーに選ばれたよ」

智絵里「え、選抜、ですか?」

P「うん。美波と唯と一緒に3人で歌うことになった。これがデモテープな」
64:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:47:09.07 ID:TaldHsmB0
アクアーリーウムデー イルカガートブー

智絵里「わ、私がこんなアップテンポの曲歌ってもいいんですか……?」

P「むしろ歌ってほしい、かな?チェリメリの出来が良かったから選ばれてるんだし」

智絵里「ちぇりめり、ですか?」

P「うん、これもデートの曲だろ?」

智絵里「あっ、そうですね……!」

P「チェリメリみたいに楽しそうに歌ってくれるか?」

智絵里「はい♪」
65:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:47:35.75 ID:TaldHsmB0
智絵里「……あっ」

P「どうした?」

智絵里「えっと、この曲、デートの曲、なんですよね……?」

P「うん、そうだな」

智絵里「あ、あの……」

P「ん?」

智絵里「また……デートの練習、お願いしてもいいですか♪」
66:◆99skM4/jE2:2017/11/22(水) 11:48:04.88 ID:TaldHsmB0
終わりです。
HTML化依頼出してきます。
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11月23日 08時09分|モバマス0コメント

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