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2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/09/24(日) 18:40:01.23 ID:MtYi6LuWO
コンコン

美城常務(以下美城)「どうぞ」

ガチャ

美城「あぁ、先約があるところ呼び出してすまなかった。いくつか確認しておきたいことがあってな」

美城「まず、この度はご苦労だった」

美城「テレビ局を重武装のテロリストが襲撃するというだけでも、日本の出来事とは思えないが、それに当事者として遭遇してしまうとはな。災難だったろう」

美城「我らが346のアイドル達も収録中の出来事だったわけだが……」



美城「……ちょっといいか?」
3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/09/24(日) 18:41:25.97 ID:MtYi6LuWO
美城「いや、警察から話は聞いているのだが、改めて確認したい」

美城「警察によると、アイドルたちがテロリストを一人残らず捕縛した、と聞いている」

美城「『逮捕に協力』とかいったことではなく、直接『捕縛』したんだな?」

美城「……そうか、その通りなのか」

美城「拳銃などで武装した30名以上の男たちを……?」

美城「……」

美城「あー、なんでもない。後日、警察から感謝状が進呈されるそうだ。良い宣伝にもなるだろう」
4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/09/24(日) 18:43:32.48 ID:MtYi6LuWO
美城「彼女はどうだったんだ? 大和亜季は」

美城「もともとミリタリー関連には強く、ニッチな需要ではあるが、その方面のファンからは多大な支持を得ていると聞くが」

美城「CQC? すまないが、そちらの方面には明るくなくてな。格闘技の一種か? ……なるほど、それを習得すれば多様な局面に対応できる、と」

美城「対武器、対多数……システマ? クラヴ・マガ? いや、済まない、解らない」

美城「ともかく、そういったものの複合された技術を習得しているわけだな」

美城「……ちょっと見てほしいものがある。テロリストが逮捕されてすぐのインタビューだ」ポチッ


『安物のレプリカを掴まされるような身分で自分たちをどうにかしようとは、片腹痛いですな!』ドヤァ


美城「これ、聞きようによっては彼女自身が本物を手に入れることができるように聞こえるんだが……そうか、そっとしておいた方が良いか。それもそうだな」
5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/09/24(日) 18:46:31.90 ID:MtYi6LuWO
美城「……向井拓海はどうだ。過去のことをどうこう言う気はないが、かつては暴走族に所属していたと聞いている」

美城「そうか。元気か。怪我も完治したと」

美城「喧嘩慣れしているのか。アイドルとしてはどうかと思うが」

美城「しかし、次からは控えてくれ。ひとつ50㎏はあるような機材を振り回したりだな。もちろん人命には代えられないが、損害額は未だ計算中だそうだ。何とか弁償は避けたいところだが……」

美城「第一、負傷した以上は……え? 事故?」

美城「パニックになったテロリストが銃を乱射し、流れ弾が照明のワイヤーを切断して、その下敷きになった?」

美城「それで、もう治るような怪我なのか?」

美城「普通なら死んでいても……いや、いい。不幸中の幸いだ」

美城「え?」



『同じだ……」

『ナナハンぶちかまされた時と同じだ』

『だ っ た ら イ ケ る ぜ !!』


美城「そうか、そんなことを言っていたか」

美城「他には口外しないように。過去のことは言わないとさっき述べたが、ナナハンぶちかまされる状況は流石に擁護できんぞ」
6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/09/24(日) 18:47:43.87 ID:MtYi6LuWO
美城「脇山珠美は? いくら剣道の心得があるとはいえ、まだ子供だ。いや、解っている、小学生じゃないのは。だが、いくら高校生でも銃を持った相手にだな」

美城「斬った? 何を?」


美城「……銃弾?」


美城「いやいや、私もテレビで見たことがある。真剣で銃弾を切れるというアレだな。もっとも刀を固定し、そこに発砲するという実験だったが。だが、真剣なんか、持っていなかっただろう。持っていても問題だが」

美城「……竹刀で? 実弾を?」

美城「いやいや」

美城「いやいやいやいやいやいやいや」

美城「無理だろ!! さすがに!! 物理的に!」

美城「え?」



『珠美の剣は、人以外なら容赦なく斬り捨てます』

『……お覚悟を』



美城「それってもう相手を人間とみなしていないってことだよな?」

美城「不殺に見せかけて、[ピーーー]気満々だよな!?」
7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/09/24(日) 18:48:55.13 ID:MtYi6LuWO
美城「あー、浜口あやめは?」

美城「……そうか。ダクトを通って人知れず局の中を」

美城「物音ひとつ立てず」

美城「大和や向井が陽動になっていたのだな」

美城「それで、各個撃破と」

美城「それにしても、大量のクナイや手裏剣が見つかったようで、こちらに届いているが」

美城「段ボールひと箱はあるんだが、どうやって持ち歩いていたんだ、あれは……」

美城「日頃から携帯しているということにもなるが……」



『テロリスト殺すべし。慈悲はない」



美城「殺す気だったかー、そうかー」
8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/09/24(日) 18:52:23.49 ID:MtYi6LuWO
美城「白坂小梅は?」

美城「警察からの話だと、たまたま一人でいたところを人質に取られそうになった、と」

美城「……だが、現場では男たちが泡を吹いて意識を失っていたそうだが……何か知らないか?」

美城「犯人たちは揃って入院中な上、幻覚幻聴が酷く廃人も同然、取り調べにならないとのことだ」

美城「うん、まぁ……うん」

美城「そうだな、説明できないとは思っていたよ」

美城「状況が不可解だとかそういうことではないよな? 多分、私たちの常識ではそれを語る言葉がないということなんだろう」



『……我が依り代に仇成さんとする塵芥』

『子々孫々末代まで汚辱と呪いの果てに悉く滅してくれようぞ』

『我が名は■■■■■■■也』←白目で宙に浮いてる



美城「『あの子』とか可愛い呼び方してる場合じゃないな」
9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/09/24(日) 18:54:02.57 ID:MtYi6LuWO
美城「次は……中野有香か」

美城「うん、正直なところ、かなり感覚がマヒしてきたところだ。空手の有段者だったな」

美城「もちろん素人相手に振るうのは問題だが、今回は非常事態だしな」

美城「正中線五段突き」

美城「虎口拳、風摩殺、六破返し」

美城「ははは、全然大したことじゃない。物的被害が出ていないだけ可愛いじゃないか」

美城「まぁ、私はどんな技か知らないが」

美城「いや、聞きたくない、聞きたくないぞ、技の内容なんて全然聞きたくない!」



『今なら、飢えた虎でも倒せそうです!! 押忍!!』キラキラ



美城「うん、可愛いな。乙女の夢の一つだな。虎殺しは……」トオイメ
10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/09/24(日) 18:56:41.62 ID:MtYi6LuWO
美城「周到にも犯人たちは逃走用にヘリを用意していたそうだな」

美城「ヘリに身代金や人質を乗せ、乗り切れないメンバーは車両で逃走するという計画だったそうだが」

美城「実現していたら一般車両にも大きい被害が出ていただろう」

美城「実際はアイドルたちに追い詰められた少数がヘリで逃げる羽目になったようだが」

美城「君を人質にして」

美城「だが……これが報道ヘリから撮影された屋上の映像だが」ピッ

美城「見ての通り、ローターが捻じ曲がってしまってまともに飛び立てない。誰も手を触れていないのにな」

美城「……随分と不良品を掴まされたものだ」




美城「……そう言えば、堀裕子はどうしている?」



美城「彼女だけは屋上のすぐ近くで意識を失って倒れていたそうだが」

美城「念のための検査入院では異常なしと聞いている」

美城「だが年頃の娘だ。あの通りのキャラで知られているが、事件のショックで倒れるとは繊細な部分もあるものだ。しっかりフォローしてやってくれ」
11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/09/24(日) 18:58:51.57 ID:MtYi6LuWO
美城「そしてこの直後、怒り狂った大和が犯人の拳銃を奪い、テールローターの中心を射撃して破壊。続けて向井が手近にあった空調の室外機をもぎ取って投げつけ、ヘリは爆発こそしなかったものの大破」

美城「逆上した犯人たちに脇山の九頭龍閃と中野の菩薩の拳、白坂の金縛りで無事全員無力化に成功……」

美城「そして騒ぎの中、屋上から転落しかけた君を浜口がビルの壁を駆け登り救出……と」

美城「……うむ、何もおかしくないな」ハイライトオフ

12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/09/24(日) 18:59:50.81 ID:MtYi6LuWO
美城「何はともあれ、全員無傷であったのは何よりだ。まだショックも……あるとは思う、多分」

美城「今後のケアも考えなくてはな。必要……かどうか解らないが、カウンセラーの手配も可能だ。遠慮なく言って欲しい」

美城「忙しいところ済まなかったな、これからもアイドル達をよろしく頼む」

美城「君にしかできない仕事だ。というか、しっかり繋ぎ止めておいてくれ。頼むから。お願いします、ホントに」
13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/09/24(日) 19:00:47.27 ID:MtYi6LuWO
~事務所~

ガチャ

P「はぁ~、緊張したなぁ」

小梅「あ……戻ってきた」

拓海「ったくよー、あたしらの方が先約だったろー?」

ちひろ「仕方ありませんよ、あんな大騒ぎになって。常務もマスコミ対応で大変でしょうし」

亜季「ちひろ殿のおっしゃる通り。プロデューサー殿は我々の後始末をして頂いているのですから……」

拓海「わ、解ってるよ、そんなの……ちょっと言ってみただけだっての」

有香「ふふ、拓海さん、ずーっと『Pはまだかまだかー』って、ねぇ?」

拓海「ば、ばっか、それはあれだ、焼肉行く約束があったから……」シドロモドロ

珠美「あれ、でも『あたしたちのせいで怒られてないといいけど』とかおっしゃって」

拓海「知らねぇっつーの!」プイッ



一同(かわいい……)
14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/09/24(日) 19:02:24.31 ID:MtYi6LuWO
裕子「こほん。ところでPさん、拓海さんも楽しみにしてた「してねーよ!!」焼肉の件は?」

P「あぁ、問題ないぞ。無茶してくれたお陰で、いろいろと弁償しないといけないっぽいし、俺としてはもっと自分の身を考えて欲しかったが」

あやめ「そ、それについてはすでにお説教いただいたでござる……」

小梅「ごめん……なさい……」

拓海「だって、Pに銃なんか向けるから……」ボソッ

P「……まぁ、危なかったとは言え、お陰で全員無事だったのは確かだし、今日はパーッやってそれで水に流そう。警察から感謝状も出るらしいからな」

裕子「おぉ! これはエスパーの存在を国が認めたということですね!」

珠美「違うと思いますが……」

小梅「うん……『あの子』のことは……まだ内緒にしておきたい、かな……私は」
15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/09/24(日) 19:04:40.14 ID:MtYi6LuWO
亜季「まぁまぁ、細かいことはまた後にして、今日はたくさん食べるでありますよ! 大規模補給作戦であります!!」グイッ ムニィ

拓海「っ! しょ、しょーがねーな、Pはよ。今日だけだぞ!」ググッ ムニィ

珠美あやめ小梅「……ソノウチオオキクナルモン」

有香「ぶ、武器はそれだけじゃありませんから!!」

P「痛い痛い! 引っ張るなよ! 腕抜けるわ!」

亜季拓海(感想それだけ!?)

裕子「それでは、ユッコのパイロキネシスでお肉を美味しく~」

P「あ、それはやめて、ほんとに。じゃぁ、ちひろさん、お先に失礼しますね」

ちひろ「はい、お疲れさまでした。楽しんできてくださいね」


 ワイワイ キャーキャー……
16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/09/24(日) 19:05:10.58 ID:MtYi6LuWO
ちひろ「行きましたね」

ちひろ(わかってるんだかないんだか……)

ちひろ(今のところ、Pさんを中心に何とかまとまってますが……)

ちひろ(もし……ひとたびPさんの取り合いになったら……)

ちひろ(……何が始まるんです?)

裕子(第三次大戦です)

ちひろ(こいつ、直接脳内に……っ!)



おわり
17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/09/24(日) 19:06:09.97 ID:MtYi6LuWO
前に書いたモバマスSS

【モバマス】短編2本
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1505566588/

P「特定の色に反応して興奮状態になる薬?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1506062233/



褐色肌のアイドルに釣られて数年ぶりにSSを投稿し、早1週間が経ちましたが。

ナターリアーーー! SSR----!! マジかお前ーーーー!?
このタイミングでお前SSRとかお前ーーーー!?

あ、ガチャ結果はお察しで。気長にやるか、スカチケ待ちます(白目)
お奨め記事
9月26日 16時09分|モバマス0コメント

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