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1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 22:45:12.31 ID:NtU1N0BQo

青山(・・・)

青山(凛ちゃんにラビットハウスに呼び出されるなんて珍しいですね...)

青山(締切はまだですし...一体なんの用事でしょうか?)
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 22:45:59.34 ID:NtU1N0BQo
【ラビットハウス】

青山「...」ガチャッ


カランカラン


凛「来たよ!」

凛「翠ちゃん!!お誕生日おめでとう!!!」パーン


『 おめでとう!!!!』パーン パンパン!!


青山「・・・」キョトン

青山「あの...」

青山「どうされたのですか?皆さんお揃いで・・・」

凛「...え?」

凛「まさか翠ちゃん・・・」

凛「今日が自分の誕生日なこと覚えてないの!?」
3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 22:46:37.77 ID:NtU1N0BQo
青山「・・・」

青山「あっ」

凛「あっ、って...もう!」

凛「せっかく翠ちゃんの知り合いの方にも協力して貰ってるのに」

凛「これじゃサプライズ感が出ないよ...」トホホ

青山「なるほど...呼び出されたのはそういうことでしたか。」

凛「そういうことなの!」

凛「というわけで今日はラビットハウスを貸し切って!」

凛「翠ちゃんの誕生日を盛大にお祝いしたいと思います!!」


『おぉーっ!!!』


4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 22:47:09.20 ID:NtU1N0BQo
・・・


ココアサン、クチニソースガ...

コノデザート...アマウサアンノヨリオイシイ...

ワイワイ ガヤガヤ


5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 22:47:55.06 ID:NtU1N0BQo
・・・


青山「でもいいんですか?貸切だなんて・・・」

ココア「大丈夫だいじょーぶ!」

ココア「平日だしこの季節はお客さんもいないから!」

チノ「ココアさん・・・」ゴゴゴ

チノ「事実なのが悔しいです」ショボーン

凛「マスターからも許可は頂いてますから」

凛「今日は何も気にせず楽しんで下さい!」

青山「そうですか、少し安心しました」

青山(マスター...)
6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 22:48:24.36 ID:NtU1N0BQo
青山「ふふっ」

青山「ここは何も変わってないですね。」

チノ「?」

青山「昔の話です」ニッコリ

青山「私が高校生の頃...季節はちょうど今頃でした。」

青山「文芸部で出す小説の題材を探して街を歩いていた時に」

青山「たまたまここを見つけて入ったのがマスターとの出会いでしたね。」

青山「中にはマスターと、うさぎのティッピーさんだけで」

青山「私以外のお客さんは居ないようでした。」

チノ「そのころから暇だったんですね...」

ティッピー(暇とは何じゃ!暇とは!!)ピョンピョン

ティッピー(落ち着いた雰囲気の喫茶店と言え!!)ピョンピョン

チノ「おじいちゃん暴れないで下さい」コソコソ
7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 22:49:24.06 ID:NtU1N0BQo
青山「とても落ち着いていて...居心地の良いところだったので」

青山「それからもたまに通うようになりました。」

ティッピー(青山はよーく分かっておるのぉ)ウムウム

チノ(おじいちゃん嬉しそうです)

青山「マスターとも少しずつお話をするようになって...」

青山「私、人の目を見て話すのが苦手なのですが...」

青山「不思議とマスターとは、ちゃんと目を見てお話できたんです。」

青山「マスターのお人柄のおかげかもしれませんね」クスッ

ティッピー(...)テレテレ
8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 22:49:59.10 ID:NtU1N0BQo
青山「その後も色々な事があって」

青山「こわーい後輩ができたり」

凛「っ!」

青山「...冗談です」クスッ

青山「書いた作品が入選したり」

青山「この万年筆は、そのお祝いに頂いたものなんですよ。」スチャッ

青山「私の宝物です♪」

青山「また月日が経って」

青山「書いた小説が売れるようになるに連れて」

青山「慌ただしくなることが増えてしまって」

青山「ラビットハウスに行く機会も無くなってしまって」

青山「ようやく落ち着いた今、マスターはもう・・・」

ティッピー(・・・)
9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 22:50:40.99 ID:NtU1N0BQo
青山「ふふっ、すいません。少し暗いお話になってしまいました。」

青山「でも...不思議なことに...悲しい、寂しいとは感じないんです。」

青山「マスターは今もすぐ近くで、私たちを見守っていて下さるような気がして。」

ティッピー(現にすぐ近くに居るからのぉ・・・)

青山「私のお話はこの位にして...」

青山「次は皆さんのお話を聞かせてください♪」

青山「次回作の参考にさせて頂きますので...」メモトリダシ

青山「特にこの前の文化祭のお話などを詳しく・・・」
10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 22:51:19.48 ID:NtU1N0BQo
ココア「もちろん!」

凛「あの時はちょっと恥ずかしいことしちゃった...」///

チノ「ティッピーの着ぐるみ被ったココアさんが怖かったです。」

リゼ「店員やらされたり、制服交換したりしたな~」

シャロ「チノちゃんにおそろいの制服で写真撮って貰ったわよね」

ココア「あっ!その写真部屋に飾ってるよ!!」

リゼ「文化祭の前なんて、チマメ隊がうちの高校に迷い込んできたり...」

マヤ「学校説明会だったんだよ!」

メグ「私はシャロさんに色々教えてもらったな~」

青山「どれも楽しそうなお話ですね」ウフフ

青山「一つずつ、ゆっくり聞かせてくださいね♪」
11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 22:51:48.38 ID:NtU1N0BQo
・・・

ソレデネ、チヤチャンガ...

アラ?ココアチャンダッテ...

マヤチャンアノトキハスゴクテレテタ~

ソンナコトナイッテバ!

アトハネ......

・・・・・・

・・・・

・・・

12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 22:55:59.62 ID:NtU1N0BQo
【ラビットハウス:バータイム】

青山「皆さんのお話、とても面白かったですね。」

青山「次の小説のアイデアもだいぶまとまりました」ホクホク

青山「それにしても・・・」

青山「凛ちゃんからお誘いなんて珍しいですね。」

凛「ん...なんと言うか...二次会ってやつですよ」

凛「夜も遅いので皆さんを家に送っている時に思いついたんです」

凛「久しぶりに、2人で飲むのも悪くないな~って」

青山「ふふっ、そうでしたか。」
13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 22:56:35.60 ID:NtU1N0BQo
青山「あの...」

青山「今日は、凛ちゃんのおかげで本当に素敵な1日を過ごせました。」

青山「ありがとうございます♪」

凛「・・・」

凛「翠ちゃんにそう言って貰えるなんて思ってなかったから...」

凛「ちょっと恥ずかしいかな」テレッ

青山「これでも凛ちゃんには...感謝してるんですよ」

青山「いつもフラフラしている私を、連れ戻してくれる。」

青山「ずっと側にいて、見守ってくれる。」

青山「そんな人は、凛ちゃんだけですよ。」ニコッ
14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 22:57:29.04 ID:NtU1N0BQo
凛「・・・」

凛「よくそんな恥ずかしいこと、堂々と言えますね。」プイッ

凛「すぐフラフラどっか行って...連絡はつかないし」

凛「締め切りは守らないし...原稿は書かない」

凛「こんな危なっかしい人...」

凛「誰かがついてないとしょうがないじゃないですか。」

青山「私...そんなにひどいですか?」

凛「少しは自覚して下さいっ!」

凛「もう・・・」

青山「ふふふっ」
15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 22:58:14.28 ID:NtU1N0BQo
青山「...こんな私ですが・・・改めてよろしくお願いしますね。」

凛「・・・しょうがないですね。」

凛「またビシバシいきますから、覚悟してください!」ニヤリ

青山「・・・」

青山「やっぱり今の取り消してもいいですか?」

凛「ダメです」キッパリ

青山「...」ショボーン
16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 22:59:07.40 ID:NtU1N0BQo
ティッピー(・・・)

ティッピー(良い友人を持ったのお...)

ティッピー(...)

ティッピー(老いぼれの出番はもうないかの)

ティッピー「じゃあの、青山」ボソッ

ティッピー(ワシも少し遠くから、見守っておるからの)ホッホッ
17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 23:00:15.66 ID:NtU1N0BQo
・・・

凛「さあ!朝まで飲み明かすよ!!翠ちゃん!」ヒックッ

青山「あらあら...すっかり酔ってしまっていますね・・・」

青山「少しお付き合いいたしましょう」クスッ

青山「マスター、ビールのおかわりを頂けますか?」

タカヒロ「かしこまりました」

この後めちゃくちゃ二日酔いした
18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 23:01:16.31 ID:NtU1N0BQo
・・・

【ラビットハウス】数日後・・・

カランカラン!!

凛「あーっ!やっぱりここですね!!」

凛「青山先生!!今週締切の短編がまだ3本も残ってるんです!!」

凛「早く原稿仕上げなさーい!!!」

青山「あーっ、あーっ」キコエナーイ

凛「また聞こえないふりして!戻りますよ!!」

青山「何を言っておるのかの?」

青山「ワシはラビットハウスのマスターじゃぞ」ズルズル

青山「何故か青山に魂が憑依して・・・」ズルズル

青山「あの~...まだ台詞が・・・」ズルズル

凛「馬鹿なこと言ってないで、戻って原稿仕上げなさーい!」ズルズル

バタン カランカラン

ティッピー(...)

ティッピー(先が思いやられるのぉ...)ヤレヤレ
19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 23:01:46.81 ID:NtU1N0BQo
凛「もう!」

凛「少しは反省したかと思ったら何も変わってない!!」

凛「大体先生はいつもいつも・・・」ガミガミ

青山(・・・)

青山(凛ちゃんも、ですよ)フフッ

凛「ちょっと!ちゃんと聞いてますか?」

青山「...」

青山「はい♪」

・・・・・・・

・・・

おしまい
20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 23:02:19.95 ID:NtU1N0BQo
おしまいです
青山さんお誕生日おめでとう!
21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/10/27(木) 23:27:19.22 ID:z3B4upgA0
おつ

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