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1:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:18:16.64 ID:fDiZywic0
~~本屋~~

両津「う~む……このボインたまらねえな!みろよ戸塚!」

戸塚「おおっ!!こりゃいい女だ!!」

両津「へへ……この恥じらいの表情がじつにいいだろ……!」

戸塚「おっ、こっちもなかなかのもんだぜ……!」

両津「ほう、どれ……?」

少年A「みてよおさむちゃん、あのお巡りさんたち……」ヒソヒソ

少年B「うん……ポルノ雑誌なんか立ちよみして恥ずかしくないのかなあ……」
2:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:19:04.32 ID:fDiZywic0
両津「むっ……☆」

両津「なにみてんだガキども!!さっさとうせろ!!ぶち殺すぞっ!!」

少年たち「ひゃあ~~っ!!!!」

両津「まったく、近ごろのガキときたら……ん?」

戸塚「なんだ?どうした両津?」

両津「なんでこんな時間にガキどもがきてやがるんだ……?」

戸塚「さあな……学校さぼったんじゃねえのか……」

両津「まったく、近ごろの教育はどうなってんだかな……」
3:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:19:58.05 ID:fDiZywic0
両津「ふぁ~あ……おおかた見おわっちまったな……」

戸塚「それじゃ、そろそろいくか……」

両津「ところで、いま何時だ……げっ!?もう夕方じゃないか!?」

戸塚「きょうは班長が非番でたすかったぜ……」

両津「じゃあなオヤジ!またくるぞ!」

ピシャッ

店主「ふう……やっといったか、不良警官どもめ……」

店主「五時間も立ちよみされてお客さんまで追っぱらわれたんじゃ、たまったもんじゃないよ……」
4:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:20:35.94 ID:fDiZywic0
~~

両津「うひょ~~っ!つめたい風がふきやがるな!」

戸塚「みろよ両津、なんだかあやしい雲行きだぜ……」

戸塚「こりゃいまに雪でもふってくるんじゃねえのか……?」

両津「うむ……かもしれんな……」

両津「よし!警らなんかやめて派出所へもどろうぜ!」

両津「こうさむくちゃ酒でものんで温まらなきゃかなわんよ!」

戸塚「へへ……そりゃいいアイデアだ……!」
5:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:21:24.94 ID:fDiZywic0
~~公園前派出所~~

両津「ふう……ただいま帰ったぞ……!」ガラッ

洋子「あっ、おかえり両さん!」

両津「ん……洋子ちゃん、きてたのか……」

洋子「おつかれさま!こんな寒いなかパトロールなんて大変ね!」

両津「ははは……まあな……!」

両津「おい戸塚!わしは洋子ちゃんと話があるからアレの準備たのむぞ!」

戸塚「ちぇっ……」
6:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:21:54.36 ID:fDiZywic0
両津「きょうはいったい何しにきたんだ、洋子ちゃん?」

洋子「中川さんに分からないところを教えてもらいにきたのよ……」

両津「なに……勉強か?」

洋子「ええ、もうすぐ高校受験だから……」

両津「そうか……そういえばもう受験シーズンか……」

洋子「ごめんね両さん、机を使っちゃって……」

両津「なあに、かまわんよ……ゆっくり勉強していけよ!」
7:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:22:52.24 ID:fDiZywic0
両津「ところで洋子ちゃん、寒くはないか?」

両津「なんならこのストーブをもっとそばに……」

洋子「あら……いいの?」

両津「うむ!この大事なときに洋子ちゃんがカゼでもひいたら大変だからな……!」

両津「どうだ?コーヒーでも飲むかい洋子ちゃん?」

洋子「いいわよ!そんなに気をつかわなくても!」

両津「そうか……?なにか用があったら遠慮なくいうんだぞ!」

洋子「うん!ありがとう両さん!」
8:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:24:27.57 ID:fDiZywic0
両津「どれ……いったいどんな問題なんだ?」ヒョイ

両津(…………☆)

洋子「どう?わかる両さん?」

両津「う、うむ……思いだすのに少々時間がかかるがな……は・は・は……」

中川「聞くだけむだだよ洋子ちゃん、先輩にわかるわけが……」

両津「むっ!?なんだ中川その言いぐさは!?」ギュッ

中川「ぐえっ……★」

両津「こいつめ!!後輩のくせにえらそうな口をたたきやがって!!」

中川「だ、だって事実じゃないですかあ……うぐっ……く、くるしい……!!」
9:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:25:03.83 ID:fDiZywic0
中川「ふ、ふう……ゲホゲホ……」

洋子「中川さん!?だいじょうぶ!?」

中川「こっ、殺す気ですか先輩!?なにも本気でしめるこたぁないでしょう!?」

両津「ふん!おまえなんかさっさと二階級特進すりゃいいんだ!」

中川「まったく、先輩のそばにいると本当に寿命がちぢまりそうだよ……」

戸塚「おーい!!ちょっとこい両津!!」

洋子「両さん、台所のほうで呼んでるわよ!」

両津「ん……なんだ……?」
10:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:25:46.14 ID:fDiZywic0
~~台所~~

両津「どうしたんだ、戸塚……」

戸塚「おう両津……おまえも探すのてつだえ!」

戸塚「棚にかくしておいた酒がなくなってるんだが……どこやったかしらねえか?」

両津「さあな、わしはしらんぞ……ん?」

両津「そういえば……こないだ夜勤のときに水谷といっしょに飲んじまったような……」

戸塚「犯人はてめえか!!いますぐ買ってこい!!」

両津「じょっ、じょうだんじゃない!!あの寒いなかをまた歩けってのか!?」

戸塚「なにいってやがる!!自業自得だろうが!!」
11:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:26:36.32 ID:fDiZywic0
戸塚「ほら!さっさといってこい両津!」

両津「どうだ戸塚、ここはジャンケンできめるというのは……」

戸塚「いいかげんにしろ両津!おうじょうぎわが悪いぞ!」

両津「なにを!?ヒラ巡査のくせに巡査長のわしにむかってなんて口のききかただ!」

両津「きさまっ!!今日という今日はただじゃおかんぞ!!」

~~

(ガラスの割れる音)

洋子「なんだか両さんたちのほうがさわがしいわね……」

中川「なあに、いつものことだよ……」

12:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:27:43.17 ID:fDiZywic0
両津「こいつめ!!死ね!!」

戸塚「ぐわーーっ!!!!」

(戸塚、ゴミ箱に頭から突っ込む)

両津「ふん!どうだまいったか!」

戸塚「くそ!!やりやがったなこのやろう!!」拳銃スチャッ

両津「ぎゃあーーっっ★!!!!」

戸塚「ん?どうだ両津?いっぺん死んでみるか?」

両津「わ……わかったよ!!いきゃあいいんだろ!!いきゃあ!!」
13:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:28:28.57 ID:fDiZywic0
~~

洋子「あら?またパトロールにいくの両さん?」

洋子「さっすが両さん!寒さなんてへっちゃらなのね!」

両津「はは……まあな……」

ピシャッ

両津「うひょ~っ!さむい!」

両津「ううっ……たしか公園のうらに自販機があったな……」

両津「ちょっと高くつくが、さむいから酒屋までいくのはよすか……」
14:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:29:06.37 ID:fDiZywic0
~~

両津「ぶわっくしょん!!」

両津「ううっ……本格的にさむくなってきやがった……」

フータロー「あっ、ダンナじゃないですか!」

両津「ん……フータローか……」

フータロー「へへ……ダンナに会えてちょうどよかった!」

両津「なに……本官になにか用でもあるのか?」

フータロー「いやあ……この寒さですからネ、また派出所にいれてもらおうと思いまして……」
15:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:29:44.12 ID:fDiZywic0
両津「だめだっ!きょうは派出所にいれてやることはできん!」

フータロー「そっ、そんなこといわずに!!ねっ!?お願いしますよダンナ!?」

両津「いかんっ!お前なんかがきたら洋子ちゃんの勉強のじゃまだ!」

フータロー「そ、そんなぁ……」

両津「……むっ、とうとう雪がふってきやがった……」

フータロー「たっ、たのみますよダンナ!!この寒さのなか外にいたらカゼひいちゃいますよっ!!」

両津「うるさいっ!!さっさときえろっ!!」拳銃スチャッ

フータロー「ぎゃああーーっっ★!!!!」
16:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:30:16.25 ID:fDiZywic0
~~公園前派出所~~

両津「ふう……」ガラッ

戸塚「おっ、戻ってきやがったか……!」

両津「ほらよ、戸塚……」

洋子「おかえり両さん……あら!もうこんな時間だわ!」

洋子「わたし、そろそろ帰らないと……」

両津「あ、ありゃ、もう帰っちまうのか?」

洋子「ええ、あんまり遅くなるとおばあちゃんが心配するから……」

両津「そうか……だったらフータローをおっぱらうこともなかったかな……」
17:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:30:57.64 ID:fDiZywic0
洋子「中川さん、きょうはどうもありがとう!」

中川「またいつでもおいでよ!」

洋子「それじゃあね両さん!また学校の帰りによるわ!」

両津「なんだったらわしが家まで送ってやってもいいぞ!」

中川「あっ、だったらぼくも!」

洋子「わるいわよ!そんなことまでさせちゃ!」

中川「いいんだよ、どうせここにいたってヒマなんだから……」

寺井(さっきから職務をぜんぶオレに任せっきりにしといてそりゃないだろう……)
18:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:31:41.91 ID:fDiZywic0
~~

洋子「それにしても、きょうはずいぶん冷えるわね……」

両津「ほら、わしのコートかしてやるよ……」スッ

洋子「えっ、いいの両さん?」

中川「心配いらないよ洋子ちゃん、先輩がカゼなんかひくわけないからね……」

両津「そうそう、そういうこと……なに……?」

両津「どういう意味だ!!このバカ!!」ポカッ

中川「あいたっ!!!!」
19:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:32:23.37 ID:fDiZywic0
中川「いたたた……」

両津「だいたいだな、若いおまえがまっさきにコートをぬぐべきなんだぞっ!」ガバッ

中川「うわあっ!?なっ、なにするんですか先輩っ!?」

両津「いっちょまえに温かそうなコートなんかきやがって!わしによこせ!」

中川「や、やめてください先輩……ああっ!!」

(中川、両津にコートをはぎ取られる)

両津「さあ!いこうか洋子ちゃん!」

洋子「え、ええ……」

中川「はっくしょん!!ううっ……」
20:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:33:10.69 ID:fDiZywic0
両津「ところで、洋子ちゃん……」

洋子「えっ、なあに両さん?」

両津「受験勉強もけっこうだがな……」

両津「勉強しすぎて本番まえにカラダをこわさないように気をつけるんだぞ!」

洋子「あったりまえよ!そんなことわかってるわ!」

中川「ちぇっ……先輩ときたら洋子ちゃんにだけは優しいんだからなあ……」

両津「わはは……」

洋子「ふふっ……」

~~

(雪降る路地の光景)

~~~~
21:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:33:38.29 ID:fDiZywic0

22:山正たつひこ:2016/09/17(土) 22:34:32.28 ID:fDiZywic0
あとがき

どうしても気に入らない箇所がいくつかあったので、原作連載終了を機に修正して再投下しました。

修正ついでに20パーセントほど増量しました。今回はただの改訂版ですが、次はサザエさんの新作です。
24:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/17(土) 23:32:51.86 ID:jxFbZKID0
乙乙

雰囲気が良くて好きです
お奨め記事
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9月19日 12時00分|こち亀0コメント

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