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1:◆LR9wcbz1kM:2016/06/01(水) 21:14:47.66 ID:ffX/91tq0
エリカ「決勝前日だし、元副隊長にメールでプレッシャーでもかけてみようかしら……?」

エリカ「えーっと」

『あなたが西住流なんて思わないことね!
ここまで勝てたのは運が良かっただけなのに調子乗っちゃって、バカじゃないの?
あなたのお仲間もムチャな作戦に付き合わされて辟易してるはずよ

せいぜい決勝戦では頑張ることね』

エリカ「こんな所かしら?」


※キャラの口調が怪しいです
時系列は戦車道大会決勝の前日
2:◆LR9wcbz1kM:2016/06/01(水) 21:18:21.02 ID:ffX/91tqo

エリカ「えーっと、"にしずみみほ"は……」

エリカ「あったあった」

エリカ「……一種の戦略とはいえ、ここまで言うのはちょっと気がひけるわね」

エリカ「でもまあ、これも黒森峰のため!試合後に、あの子に謝ればいいでしょ」

エリカ「えーいっ、送信!」

エリカ「ん?送信先が一個上になっちゃったような……」

『西住まほ に送信しました』

エリカ「…………」
5:◆LR9wcbz1kM:2016/06/01(水) 21:22:11.69 ID:ffX/91tqo
エリカ「ヤバいヤバい」

エリカ「えーっと、えーっと」

『ごめんなさい、さっきのは間違いです!
みんな、あなたを慕っていますよ』

エリカ「これでいいかしら……?隊長がさっきの見る前に早く送信しないと!」ピッピッピ

『西住みほ に送信しました』

エリカ「ちっがーう!なにやってんの!?」
6:◆LR9wcbz1kM:2016/06/01(水) 21:24:08.11 ID:ffX/91tqo
エリカ「えーっと、えーっと?」

エリカ「元副隊長にメールを打たないと……?」

『あなたを慕ってる人なんて居ないわよ!
邪道は消えなさい!』

エリカ「これでいいや」アタフタアタフタ

エリカ「送信!」

『西住しほ に送信しました』

エリカ「…………」マッサオ
7:◆LR9wcbz1kM:2016/06/01(水) 21:26:02.62 ID:ffX/91tqo
エリカ「…………」

エリカ「なんで家元のメールアドレスが登録されてるのよ……」

~回想~

まほ「携帯を忘れてしまった……」

まほ「エリカ、すまないがお母様に『帰りが遅くなります』とメールを打ってくれないだろうか」

エリカ「構いませんよ」

~終~

エリカ「あの時、なんとなく登録しちゃったんだっけ……」
8:◆LR9wcbz1kM:2016/06/01(水) 21:27:35.47 ID:ffX/91tqo
エリカ「って、そんなことしてる場合じゃない!早くみんなに訂正しないと」

ブブブブブ

エリカ「あ……」マッサオ

From西住まほ『そうか。
明日の試合、私は隊長を辞退するよ。
今まですまなかった。』

From西住みほ『戦車道喫茶では驚いたけど、逸見さんがそう思ってくれてたなんて嬉しいな
明日はお互い頑張ろうね!』

From西住しほ『会って話がしたいので都合の良い日を教えてください。』
9:◆LR9wcbz1kM:2016/06/01(水) 21:31:34.43 ID:ffX/91tqo
エリカ「……まだ、間に合う…はず」ガクブル

エリカ「はあっ、はあっ……」

エリカ「一旦、顔でも洗って落ち着こ……」

ジャーーーー
パシャ

エリカ「あっ!?なんで携帯握りしめて顔洗ってんの!?」

エリカ「これ防水機能付いてなかったような……」ポチポチ

携帯『…………』マックラー

エリカ「…………」

エリカ「終わった……」


11:◆LR9wcbz1kM:2016/06/01(水) 21:34:56.98 ID:ffX/91tqo
エリカ「電話もできないし……」

エリカ「はあ」

エリカ「……今日はもう寝よ」
12:◆LR9wcbz1kM:2016/06/01(水) 21:46:14.30 ID:ffX/91tqo
翌日(決勝戦当日)

エリカ「たっ、隊長!昨日のメールは……」

まほ「……もう、隊長じゃない」

エリカ「違うんです!昨日のは間違いで!」

まほ「西住と名指しで間違いなんてあるのか……?」

エリカ「あれは……その」

エリカ「(流石に妹をバカにしようとしたとは言えないし……)」
14:◆LR9wcbz1kM:2016/06/01(水) 21:51:30.64 ID:ffX/91tqo
みほ「あっ、お姉ちゃん!逸見さん!」

まほ「みほか……」

みほ「今日は良い試合にしようね……って、あれ?どうしたの?」

まほ「ちょっとな……。私は出ないからエリカと良い試合をしてくれ」

みほ「えっ!?」

エリカ「ちょっと面倒な理由があっただけで、昨日のメールは間違いなんです!信じてください!」

まほ「そうなのか……?」

エリカ「はい!あれはデタラメもデタラメです!あんなことちっとも思ってませんから!」

みほ「メールが間違い……?もしかして、私…勘違いして……」シューン
28:◆LR9wcbz1kM:2016/06/02(木) 09:45:32.07 ID:uTx3xLL2o
みほ「あ、あはは。ごめんね逸見さん。私……その……なれなれしく……」マッサオ

エリカ「(こっちはこっちで妙に察しが良いし……!)」

エリカ「別に気にしないわよ!そもそも間違いメール送ったこっちが悪いんだし」

みほ「うん……」

まほ「みほにも間違いメール……?」

エリカ「(あっ、ヤバい)」
29:◆LR9wcbz1kM:2016/06/02(木) 09:47:46.10 ID:uTx3xLL2o
まほ「もしかして、あのメールみほに?」

エリカ「ち、違うんです。本音では無くて、戦略で、間違いで、その」

しほ「ここに居たのね、逸見さん」

エリカ「ひえっ……」

しほ「あなたが私をどう思っているかは知らないけど、西住流を貶されたことは許せないわ」

エリカ「メールを送る人を間違えてしまったんです。申し訳ありませんでした!」

しほ「私にじゃないと?」

エリカ「はい!」
30:◆LR9wcbz1kM:2016/06/02(木) 09:53:07.43 ID:uTx3xLL2o
しほ「ということは……」チラッ

みほ「…………」シューン

しほ「……そう」

しほ「『あなたを慕ってる人なんかいない。邪道は消えろ』」

みほ「えっ」ビクッ

しほ「逸見さんがあなたに送ろうとしたメールよ」

エリカ「ちょっ……」

まほ「エリカ、お前……」

みほ「…………」グスッ
31:◆LR9wcbz1kM:2016/06/02(木) 09:54:07.72 ID:uTx3xLL2o
エリカ「本心じゃないんです!」

しほ「というと?」

エリカ「その……戦略というか……」

しほ「なるほど。その作戦はみほにかなり効いてるみたいだけど?このままの方がいいんじゃないかしら?」

まほ「(お母様?……なるほど、そういうことか)」

まほ「エリカ、勘違いしてすまなかった。『仲間にムチャさせてばかり』というのはみほへのメッセージだったんだな」

みほ「そんな……」
32:◆LR9wcbz1kM:2016/06/02(木) 09:57:19.66 ID:uTx3xLL2o
エリカ「いや、違くはないけど違うんです!私もそこまで思ってないというか……」

しほ「じゃあ、どう思っているのかしら?」

まほ「ああ。詳しく説明してくれないか?」

エリカ「その、みほ……さんは強敵だから……」

しほ「警戒しているということね」

まほ「ライバル視という奴だな。それで?」
33:◆LR9wcbz1kM:2016/06/02(木) 09:59:33.09 ID:uTx3xLL2o
エリカ「えっと、勝つためには万全を尽くそうと思って……」

しほ「ずいぶん評価してるのね」

まほ「万全というのはメールのことか?」

エリカ「いえ、今までの大洗の試合映像を見たり、みほさんの研究をしたり……」

しほ「へえ。それでどんな印象を?」

エリカ「仲間から信頼されてて……、変わった作戦を立てるので、そこを突いたらショックを受けるかなと……」

まほ「なるほど」

しほ「見事にその狙いは成功したわね」
34:◆LR9wcbz1kM:2016/06/02(木) 10:04:52.51 ID:uTx3xLL2o
エリカ「でも、こういうのは望んでないというか……」

まほ「?」

エリカ「軽口を叩きあえるぐらいがいいというか……」

エリカ「戦車道喫茶でも何も言い返してこないし……」

しほ「つまり、みほと仲違いはしたくないと?」

まほ「もっと仲良くしたいということか?」

エリカ「えっ!?いや、その……まあ」

まほ「だそうだ、みほ」

しほ「…………」
35:◆LR9wcbz1kM:2016/06/02(木) 10:06:10.21 ID:uTx3xLL2o
みほ「そうなの……?」

エリカ「え、ええ」

みほ「そんな風に思ってくれてたなんて……。ちょっと、嬉しいかな」

エリカ「そ、そう」

みほ「それじゃあ、改めて。今日は良い試合にしようね!」

エリカ「ええ!私たちが勝つけどね」

みほ「私たちも負けるわけにはいかないから……!」
36:◆LR9wcbz1kM:2016/06/02(木) 10:08:22.34 ID:uTx3xLL2o
まほ「上手くいきましたね?」

しほ「そうね」

まほ「しかし、なぜ?あのままなら黒森峰は勝って……」

しほ「あの子には全力で戦ってもらわないと意味がないわ」

しほ「その上で叩きのめすのよ!」

まほ「はい!」

しほ「相手に全力を出させる。これもまた戦車道よ」

しほ「(……いえ、これは親心かしらね)」
37:◆LR9wcbz1kM:2016/06/02(木) 10:10:13.47 ID:uTx3xLL2o

・・・
・・


審判「勝者、大洗女子学園」

沙織「やったあ!」

優花里「感涙です~」

エリカ「やられたわ」

みほ「エリカさん……」

エリカ「なにしけた面してんのよ!勝ったんだから素直に喜びなさい!」

みほ「うんっ!」

エリカ「『あなたが西住流なんて思わないことね!』」

みほ「えっ?」

エリカ「あなたに送ろうとしたメールの冒頭よ」

エリカ「今日の試合で改めて感じたわ。あなたは西住流とは違うってね」

みほ「…………」

エリカ「でも、それも良いんじゃないかしら?」

エリカ「それがあなたの戦車道なんだから!」

エリカ「……なーんてね///」

みほ「うんっ!」




みほ「お姉ちゃん、やっとみつけたよ。私の戦車道!」

38:◆LR9wcbz1kM:2016/06/02(木) 10:12:38.78 ID:uTx3xLL2o
おまけ

エリカ「携帯も買いなおしたし、たまには隊長を遊びに誘おうかしら?」

『明日はお暇でしょうか?
よければ、明日は二人でランチと映画に行きませんか?
美味しいハンバーグ屋を見つけたんですよ!』

エリカ「っと、こんなところね。送信!」

『西住しほ に送信しました』

エリカ「ああああ!?また、やっちゃった!」



しほ「メール?」

しほ「えっ、デートのお誘い!?///」

『楽しみにしてるわ』



エリカ「…………」

39:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/06/02(木) 11:03:16.99 ID:+SJ4iqrAO

オチはしほエリとは恐れ入ったぜ
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“【ガルパン】エリカ「元副隊長にメールでプレッシャーかけようかしら」” への1件のコメント

  1. 匿名 より:

    普通に面白かったww

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